金 峰 山

2,599m  山梨県・長野県
2002年10月の家族旅行は ココ 2012年10月の登頂は ココ

2008年10月13日(月)  晴れ
【メンバー】 妻 & 私

大弛峠(8:40)→(9:41)朝日岳手前岩場(9:51)→(9:58)朝日岳(10:13)→(11:05)金峰山の肩(11:08)→(11:23)金峰山(12:23)→(13:24)朝日岳(13:40)→(14:22)大弛峠

【歩行時間 3時間58分】

左のピークが五丈石が目立つ金峰山です


金峰山は2002年10月12日に登った時の印象が良くて、機会があれば誰かと再来したいと思っていましたが、6年目にしてやっと実現しました。
体育の日の三連休の最終日なので紅葉見物の行楽客による高速道路の渋滞を覚悟して出かけました。大弛峠までは順調に着くことができましたが、駐車場は予想通り満杯で、長野県側の林道の路肩に駐車します。北九州ナンバーの車など日本全国から集まっているようで、相変わらずの人気の山です。

標高約2,360mの大弛峠の周辺では、既に紅葉はピークになっています。

金峰山の登山口です

シラビソ樹林の中に付けられた穏やかな登山道をユッタリと登ります。

シラビソの林相がきれいな登山道です

朝日峠に着きました

樹間からの富士山です

歩き始めて僅かで左手の立ち枯れの木の間から富士山が顔を出します。妻は富士山が大好きで、見られたことに満足しています。
朝日岳との鞍部を過ぎると少し傾斜がきつくなり、視界が開けた岩場に出ます。

露岩帯から遠くに南アルプスが望めます

ここからは、甲武信が岳、国師が岳、北奥千丈岳などの奥秩父の山々、三ツ峠、黒岳などの御坂山塊、富士山、南アルプスなどが望めます。

甲武信が岳を遠望します

後方は国師が岳と北奥千丈岳(奥秩父最高峰)

眺めが良いので、少し留まることにします。澄んだ風を感じながら綺麗な山々を眺める。これほど幸せな一時はありません。

再び登ります。少しで朝日岳(2,579m)に着きます。朝日岳の山頂は、西側が開けていて、これから歩く金峰山までの稜線が望めます。八ヶ岳連峰も顔を覗かせます。

鉄山(くろがねやま)から金峰山へ続くスカイライン

ガレ場を下ります

金峰山までの稜線の紅葉がとても綺麗です。少しお腹も空いた気がするので、軽食を摂ることにします。休憩が多いですが、これが自然体なので良いと思います。
お腹に栄養を蓄えて(既にタップリと蓄えられていますが・・・)ガレの急坂を下っていきます。帰りはこれが登り返しとなります。朝日岳山頂のベンチで横になっていた数人のご婦人は、この登りでバテたみたいです。

紅葉と常緑のコントラストが綺麗です
(朝日岳を振り返って)

下りきって振り返ると紅葉がとても綺麗です。

再びシラビソの林の中の緩やかな道を登り、ハイマツ帯を抜けると視界が開け金峰山の山頂の一角に飛び出します。

眼下に妻の亡父が好きだった瑞牆山が見え、その後方には八ヶ岳連峰が鎮座しています。今回が2度目の金峰山ですが、この景色はとても印象的で忘れることはありません。

瑞牆山と後方に八ヶ岳が連なっています

奇岩の集合、瑞牆山です

岩混じりの稜線を僅かに登り、大きな岩が累々と重なる上を越えていきます。

最後にこの岩のトンネルを潜ると櫛団子に似た標識がある山頂に着きます。

一段高い左側の岩の天辺が山頂なのでしょうが、岩なので標柱を建てることができないため、便宜的に近くに建てたようです。妻は怖いとのことで岩の上までは登りませんでした。

五丈石をバックに ”ウィッシュ”

昼食を済ませて五丈石の裏側に回ってみました。
裏手には数人の登山者が休んでいて、休むのには穴場のような気がします。

昔の中国人の横顔みたいです

怖そうに笑顔を作ってます


こちら側の斜面の紅葉は、他の場所よりも綺麗ではないかと思います。
五丈石の裏手には小さな祠があり、昔は修験道の盛んな信仰の山であったことが偲ばれます。

紅葉が綺麗です

小さな石の祠

朝日岳方面への稜線

大菩薩嶺の標高記載が誤っている方位版の前で

国師が岳の紅葉

山頂に戻って夫婦での記念写真を撮っていただき、往路を下山します。
少し心配していた朝日岳への登り返しも難なくこなし、疲れも感じないで大弛峠へ戻ってくることができました。
車を留めた林道からは、近くに国師が岳、遠くには甲武信が岳などの山々が見えました。

遠くには甲武信が岳が望めました

【追】
大弛峠から勝沼インターまでは順調でしたが、予想とおり中央高速道路が大渋滞で、勝沼インターから普段なら2時間のところを5時間かけて帰宅する羽目になりました。

妻の言うことを聞いて三連休は出掛けない方が良かったかもしれません。反省 m(。≧Д≦。)m