常念山脈縦走

燕岳~大天井岳~常念岳~蝶ヶ岳
2,763m~2,922m~2,857m~2,677m  長野県

2015年8月7日(金)~9日(日) 晴れ   2017年8月22日の常念岳登頂は ココ
【メンバー】 白馬館ツアーメンバー

【1日目 行動時間 4時間18分】
中房温泉登山口(12:10) →(12:47)第一ベンチ →(15:06)合戦小屋 →(16:28)燕山荘
【2日目 行動時間 8時間37分】
燕山荘(4:50) →(5:20)燕岳 →(5:50)燕山荘(朝食)(6:50) →(7:35)蛙岩 →(9:31)喜作レリーフ →(10:18)大天荘 →(10:36)大天井岳 →(11:03)大天荘(昼食)(11:30) →(14:27)常念小屋
【3日目 行動時間 11時間00分】
常念小屋(4:00) →(5:23)常念岳 →(9:07)蝶槍 →(9:23)三角点 →(展望指示盤)→(10:01)蝶ヶ岳ヒュッテ(10:09) →(10:15)蝶ヶ岳 →(10:20)蝶ヶ岳ヒュッテ(昼食) →(15:00)三股駐車場


右のピークが常念岳です。左側から右方向への縦走です。


日本百名山登頂の93座目に選んだのは常念岳でした。常念岳は、昨年友人と登ろうと計画していましたが、友人の父親がご逝去され中止になった山です。
今年になって燕岳~蝶ヶ岳までの稜線を縦走する白馬館が主催するツアーを見つけ、これに参加しました。
登山初日から好天に恵まれ、三日間まったく雨の心配はしませんでした。
反面、中房温泉からの北アルプス三大急登である合戦尾根の樹林帯の登りでは、無風状態の中、タオルが絞れるほどの大汗をかきました。登りついた燕山荘では、雨でもないのに乾燥室に火を入れていただくほど、全身ビショ濡れでした。
燕山荘前からの裏銀座縦走コースの稜線に沈む夕日、燕岳への登路で迎えた日の出など、太陽の演出も満喫しました。
「表銀座」と言われる意味が納得できるほど、素晴らしい景色を眺めながらの縦走は、今までの山登りの中でも格別の満足感が得られるものでした。
しかし、歓びばかりではなく三股に下山したときには、両足裏の大きなマメは見事にめくれていました。人生、常にプラスマイナスゼロですね。


燕山荘からの燕岳(つばくろだけ・2763m)


燕岳は、常念山脈の北部に位置し、北アルプス三大急登の一つの合戦尾根を登り詰めた稜線にあります。槍ケ岳までの表銀座縦走コースの始点にあたる山で、稜線に建つ燕山荘は多くの登山者で賑わっていました。


大天井岳(2922m・おてんしょうだけ) 左の肩に大天荘(小屋)が見えます


大天井岳は、表銀座縦走コースと常念山脈の分岐点に位置する山ですが、表銀座縦走コースの登山道は、山頂を通らないで巻き道となっているため、立派な山にもかかわらず、あまり語られることのない山となっています。


常念岳(2857m)と鞍部に建つ常念小屋


常念岳は、東京方面から長野自動車道を走行していると松本ICを過ぎた辺りで左側に見えるピラミッド型の目立つ山です。日本百名山に数えられている山です。


蝶ケ岳(2677m・左奥) 右の三角が蝶槍で、その左のピークが三角点


蝶ケ岳は、常念山脈の南部に位置し、北端に目立つ三角形の蝶槍、その南側に三等三角点(2664m・点名は蝶ケ岳)があります。更にその南側に最高点(長塀ノ頭・2677m)があり、1990年ころから、この最高点を「蝶ヶ岳」と解釈するように変わったようです。


2015年8月7日(金) 1日目


中房温泉登山口です。穂高駅からマイクロバスで50分くらいです。12:10出発です。


第一ベンチで5分休憩です。以後、休憩時間は基本5分でした 暑い樹林帯の登りです。


合戦小屋で長めの休憩です 名物のスイカを食べている方もいました


合戦小屋から槍ケ岳が雲間から頭を覗かせました 小槍も確認できます


合戦小屋を出ると、燕岳が見えてきました 中央のドームが燕岳です


16:28  燕山荘に着きました 言われるほど急登は感じませんでしたが暑かった~


燕山荘周辺ではコマクサが群生していました。その中に白いコマクサを見つけました。


燕岳と燕山荘のテント場です 皆さん日没を待っています


裏銀座の山々に沈む夕陽です 明日も天気は良さそうです
 

2015年8月8日(土)2日目


燕山荘前には、ご来光を待つ皆さん。空には下弦の月です。


日の出前です 左端は八ヶ岳、中央は富士山、右には南アルプスです


槍ケ岳から裏銀座コースの山々です


朝食前に燕岳に登ります


有名なイルカ岩です 本当によく似ています


燕岳の山頂は20人くらいで満席です


燕岳山頂から立山、剣岳、針ノ木岳、蓮華岳、白馬岳、鹿島鑓ケ岳なども一望です


メガネ岩です 特徴があり印象に残る岩です


燕岳から燕山荘へ下ります 今日歩く稜線が望めます 右よりのピークが大天井岳です


朝食を済ませ、6:55に燕山荘を出ました 蛙岩の基部で小休止です


大天井岳が大きくなってきました 堂々とした山です


喜作新道のガレ場を登っていきます


大天荘に着きました ザックをデポして大天井岳へ登ります


大天井岳の山頂に着きました


山頂から穂高連峰、5年前に歩いた南岳~中岳~大喰岳~槍ケ岳の稜線も見えます


燕岳から歩いてきた稜線を振り返ります 上方左寄りの白いピークが燕岳です


大天井岳を後に、常念小屋へ向います


稜線漫歩を楽しんで歩いてきました 常念岳が目前に、鞍部に常念小屋も見えます


14:25  常念小屋に着きました
 

2015年8月9日(日)3日目


4:00 常念小屋を出発します 昨晩のアルコールが残っているのか頭が痛いです


今日も晴天です 雲海が綺麗です


常念岳の山頂につきました 久々に記念撮影をしました


山頂からは雲の上に左から富士山、甲斐駒ケ岳や北岳など南アルプスの山々が…


北穂高岳と南岳の間にある大キレットです 影常念が写り込んでいます


これから歩く蝶ケ岳までの稜線です アップダウンが多そうです


常念岳から一気に下ります


2592mピークへ登り返し再び蝶ケ岳との鞍部まで下ります 最後の急登です


蝶槍への急登に喘ぎ三角点(2664m)に着きました。蝶槍の向こうが常念岳です。


三角点からの穂高連峰、槍ケ岳です 素晴らしい景観です


蝶ケ岳ヒュッテに着きました ザックをデポして最高点を目指します


蝶ケ岳山頂(最高点・2677m)です


蝶ケ岳山頂からこの3日間に歩いてきた稜線を振り返ります 中央奥が大天井岳です


蝶ケ岳ヒュッテでカップラーメンを食べ、三股に向けて下山開始です


樹林帯の下山です 初日よりは風があって快適です


常念岳の稜線です 今日の早朝に歩いていたと思うと感慨無量です


有名な「ゴジラみたいな木」です 本当にソックリです


三股に到着しました 足にはかなりのダメージが出ていました


ほりでーゆ~四季の郷で3日間の汗を流し、豊科駅から帰途につきました。
天候にも恵まれ、素晴らしい景色を見ることができ、最高の山行でした (^^v