鳥 海 山
2,236m 山形県
2009年7月4日登頂は
ココ
湯ノ台登山口(6:50)→ 滝の小屋 → 河原宿小屋 → 大雪渓 → あざみ坂 → 伏拝岳 → 行者岳 → 大物忌神社 → 新山山頂(2236m)→ 大物忌神社 → 千蛇谷雪渓 → 七五三掛 → 八丁坂 → 御浜小屋 → 賽ノ河原 →(18:15)鉾立登山口
【行動時間 11時間25分】
宿泊したホテル「鳥海温泉 湯楽里」の6階廊下から眺める鳥海山
鳥海山は2009年7月4日、山開き直後に妻と訪れたことがあります。山頂の大物忌神社(御室)に宿泊し、翌日最高点の新山に登る予定をしていましたが、雨と濃霧の中を登る気にはなれず、下山してしまいました。お花畑が素晴らしく綺麗だったため、また来たときで良いよねとなったのです。
しかし、その後、妻が股関節を痛め長時間登山が難しくなったために訪れることなく7年が経過しようとしていました。今年中に日本百名山の完登を目指している関係で、どうしても鳥海山の最高点は踏んでおきたいとの思いから、7月の花の時期を狙ってツアーを物色していたところ、山形県の遊佐町観光協会が主催する「高山植物観察山行」が目に留まり、参加させていただくことを決めました。
山形県の地元主催の登山ツアーはこれが2回目で、昨年の大江町山岳会主催の大朝日岳登山が好印象だったので即決でした。また山頂大物忌神社御室に宿泊しない日帰りというのも決める理由の一つでした。前後泊の手配なども協会の方にお願いできました。加えて、前日訪れた出羽三山神社の祭礼、帰路に立ち寄った大物忌神社吹浦口ノ宮やローカル線の車窓からの田園風景なども印象に残り、充実した三日間の旅となりました。
湯の台登山口から出発します
潅木帯のよく整備された登山道です
板の橋で沢を渡ります
滝の小屋に着きました トイレもあります
ところにより残雪があります
樹木が姿を消しお花畑の中を歩きます
河原宿小屋に着きました ここで小休止です
河原宿小屋の脇には雪解け水が流れています
いよいよ大雪渓に取り付きます
アイゼンを着けずに登れます 気を抜くとスリップします
鳥海山の三大急登といわれるあざみ坂を登ります
外輪山につきました 妻と記念撮影した事を思い出します
新山と大物忌神社御室が望めます
外輪山ルートを行者岳へ登っていきます
見晴らしの良い尾根道ですが、ガスで遠方は見えません
七高山の手前で御室小屋への道に左折します
ここの下りは、浮石が多く落石に注意が必要です
尾根から下る道の全体像です
短い雪渓をトラバースして御室小屋につきます
岩だらけの新山へ向かいます
岩の割れ目のようなところを下っていきます
鳥海山の最高点の新山へは、不規則な岩場を登り、一旦、岩の割れ目のようなところを下ってから、再度登り返していきます。新山山頂へ向かったのは、私たち1班9名のうち4名だけで、他の方々は大物忌神社(御室)で待機することになりました。
小雨がパラつく天候でしたから、皆さん仕方なく山頂登頂を諦めたみたいです。
岩の割れ目を反対側から見るとこんな感じです
大物忌神社御室小屋を後に下山します
雪渓を下っていきます
七五三掛への登りには新道が整備されていました
整備された新道はムロが敷き詰められて歩きやすいです
御田ケ原辺りを下っていきます
ニッコウキスゲのお花畑です
御室小屋に着く頃にはガスが濃くなりました
御室小屋を後にします
展望台付近まで下ってきました 山頂はガスの中でした
鉾立登山口の駐車場が見えてきました あと僅かです
鉾立駐車場に着きました
今回の「高山植物観察山行」では、数人の参加者が途中リタイアするというアクシデントに見舞われたため、私たちの1班以外の3つの班は行程が1時間30分も遅れてしまいました。
山でアクシデントが発生すると、予定していた行動時間が大幅に変わってしまうため、このような事態への対応のためにヘッドランプは常に携行するものだということを改めて実感しました。最終下山者が着いたときは薄暗くなっていました。
7年前に登ったときの印象とは違い、結構体力を消耗させられる山でした。歳を取ったからなのでしょうね。