早池峰山

1,917m  岩手県
2006年7月1日登頂は ココ

2009年6月28日(日)  曇りのち晴れ
【メンバー】 妻 + 私

河原坊(5:42)→(9:23)早池峰山頂(9:54)→(10:38)御金蔵(10:51)→(12:09)小田越 →(12:43)河原坊

【行動時間 7時1分】

3年前のこの梅雨の時期に来たときに、山バッジが買えなかったこと、ハヤチネウスユキソウの写真が全てピンボケであったことから、リベンジを狙っていました。
ハヤチネウスユキソウの花期が7月から8月であるのと、他の山行との絡みもあって、来るのがどうしてもこの時期になってしまいます。また、JR東日本の「大人の休日倶楽部」の割安な切符が手に入ることも大きな理由の一つです。

今回も河原坊から登り小田越に下り、河原坊へ戻るルートにしました。目的の一つである山バッジは、宿泊した「峰南荘」で既に入手していたので、残るは「ハヤチネウスユキソウ」の写真です。この3年間で少し成長し、名前の分かる植物が増えました。早池峰は「花の百名山」にも指定されているほどですから楽しみです。

今回の登山行程は、前回 2006年7月1日のときと同じなので、行程の案内は省略し、写真の説明を中心に記載します。

河原坊の駐車場です。かなりの台数が停められます。
シーズン中の土日は、午前5時から車両通行禁止なので、その前に到着しなければなりません。

河原坊の有料トイレ(左)と無料休憩所(右)

宮澤賢治氏の歌碑が休憩所横の丘の上にひっそりと建っています。訪れる人も少ないようです。
河原ノ坊の周辺には、ヤマオダマキをはじめ色々な花が出迎えてくれました。さすがに「花の百名山」です。

河原坊の登山口には登山ポストが立っています。
いよいよ、出発です。沢へ向かって少し下ります。

ヤマオダマキ

タニウツギ

マイヅルソウ

コケイラン

ミヤマオダマキ

ムシトリスミレ

沢沿いの道を登ります。沢を何度か渡り返します。

沢が細くなってくると前方に稜線が見えてきます。
右側が山頂になります。

枯れ沢を詰めてから、右折して尾根への登りに掛かります。この辺りから、ハヤチネウスユキソウが見えるようになります。

尾根に出ました。後方には薬師岳が見えます。
薬師岳からは早池峰の全景がよく見えるそうです。

ミヤマヤマブキショウマ

ハヤチネウスユキソウ

ヨツバシオガマ

晴れ晴れとする場所なので、ここで、しばらく休憩します。腹ごしらえもします。

しばらく休んでから、岩場の急登を登ります。
ここからは、ほとんどが階段状になった岩場の登りです。

ウラジロヨウラク

ミヤマアズマギク

キバナノコマノツメ

ナンブトラノオ

ミニお花畑

ミヤマキンバイ

一枚岩を登ります。ロープが張られているので容易に登れます。

ガレ場を登り続けます。妻はガレ場が大嫌いです。

ガレ場の次は岩場の登りです。こんな道が山頂まで続きます。

コースロープが張られているので、コースを外れることはありません。

前より少し長い一枚岩です。ロープが付いているので安全に登れます。

山頂に向かってチングルマのお花畑です。

振返るとこちらの斜面も一面のお花畑です。下に小田越の小屋(白い点)も見えます。

イワウメ

ナンブイヌナズナ

チングルマ

山頂です。山頂には、オレンジ色のハデな神社の社が建ち、逆鉾が沢山刺さっています。

山頂で、他のツアーの人からナンブイヌナズナの花を教えていただきました。

残念ながら、雲が多くて山頂からの眺望は得られませんでした。少し長めの休憩をしてから、下山に掛かります。

小田越方面への道を歩く登山者たちです。太陽の日差しが強く、痛いくらいです。

イワベンケイ

ショウジョウバカマ

コイワカガミ

チシマザクラ

ミヤマカラマツ

ミヤマシオガマ

門馬コースへの分岐です。

早池峰の山頂を振り返ります。

中央のピークが早池峰の山頂です。山頂から左側へ下る稜線が、今朝登った岩場です。

午前中なので、これから山頂へ向かう登山者も沢山居ます。

斜面は、ミヤマキンポウゲやミヤマシオガマなどが一面に咲いています。切が無いので写真撮影は止めました。

岩場の登り下りは渋滞します。一枚岩の下りです。前回よりも低く感じました。ここには鉄製の階段が付けられています。

引き続きガレ場の下りです。山頂はもう見えなくなりました。

五合目御金蔵です。一番上の岩がくさびのようになっていて、その方向は真南を向いているという、不思議な岩です。

黙々と下ります。

一寸一服、休憩タイム!日影は全くありません。暑い!

ムシカリ

ズダヤクシュ

オオバタケシマラン

ギンリョウソウ

ツクバネソウ

オサバグサ

樹林帯の中に入ると虫の攻撃にあいます。始めて見る花は、立ち止まって撮影します。前回、ピンボケだった「ギンリョウソウ」は同じ場所で咲いていました。

小田越近くになると木道になります。
登山口までもう数十メートルです。
ギンリョウソウの群落を見つけて場所を指しています。

小田越登山口では、トイレに関するアンケートを行っていました。携帯トイレを推奨する地元の方々と、トイレの整備を望む登山者との意見に食い違いがあるようです。

どこの山域でも、し尿処理問題は深刻です。
よそ様の土地に踏み込んでいるのですから、その地域のやり方に従うべきで、よそ者が自己中心的で身勝手な意見を述べるべきではないと思います。嫌なら来なければいいんです。

小田越から林道を河原坊まで歩きます。
数分待てば、シャトルバスがあるのですが、道端の花も見たいし、早池峰の全容をカメラに収めたいので。
林道の途中で、早池峰の全容が見える場所がありました。

河原坊に戻ってきました。
午後1時以降でないと、車輌の通行が出来ないので、それまで無料休憩所で、お弁当の残りを食べたりして過ごしました。
帰り際に、昨日お世話になった「峰南荘」に立ち寄り、ご主人にご挨拶してから、盛岡駅に向かいました。

ハクサンチドリ

ノビネチドリ

ベニバナイチヤクソウ

ウマノアシガタ

シロバナヤマオダマキ