石鎚山 (天狗岳)

1,982m  愛媛県

2014年5月31日(土)  晴れ
【メンバー】 マイタビクラブ大阪

土小屋(9:20)→ 東稜分岐 →(東稜コース)→ 南尖峰 → 天狗岳 → 弥山 → 二の鎖小屋 → 遥拝所 →(15:20)石鎚神社成就社 →(15:40)ロープウェイ山頂成就駅

【行動時間 6時間20分】


南尖峰から望む天狗岳


石鎚山は愛媛県の東部に位置する西日本最高峰です。古くから修験の山として親しまれていて、多くの登山者が訪れる山です。一般的には石鎚神社奥社がある弥山(みせん・1974m)を石鎚山と呼んでいますが、最高点(1982m)は天狗岳です。私としては、この天狗岳登頂は外せないので、大阪の毎日旅の会の「石鎚山の東稜コース」の山行に参加することにしました。
石鎚山の東側にある登山基地「土小屋」を9時20分に出発し、第三ベンチまでは一般道を歩き、そこから登山禁止の標識の横を通って東稜コースに入ります。
クマザサを掻き分けて急登を進み、難所の岩場を越えて南尖峰に。南尖峰から天狗岳で記念撮影を済ませて石鎚神社がある弥山に着くと、腰掛ける場所が無いほど多勢の登山者が寛いでいました。人気の山なんですね。
弥山からは、一般道をロープウェイ山頂成就駅までひたすら下りました。
危険な場所も何箇所かある山登りでしたが、恐怖感も無く眺望を楽しみながら歩くことができ、思い出に残る山行となりました。

フェリー東予港からバスで2時間余り揺られ、石鎚土小屋のロータリーに着きました。広い駐車場には沢山の自家用車が溢れ満車状態です。
ここには、土小屋、白石ロッジが建っています。

また、石鎚神社土小屋遥拝殿も建ち、登山の安全祈願をします。公衆トイレも設置され、登山環境が整備されています。

9時20分土小屋を出発します。
天気は快晴で良いのですが、暑くなりそうです。

神社横の石鎚スカイラインを少し進み、左へ入ります。
登山口にはしっかりとした標識が立っています。

遊歩道のような潅木帯の中の緩やかな道です。
沢筋には残雪がありました。

第一ベンチで小休止します。
これから向かう天狗岳の山頂部が見えてきました。

潅木帯を抜けて開けると太陽の日射がが襲ってきます。
今日は、暑さとの戦いになりそうです。

10時23分 第三ベンチに着きました。小休止です。
ここが東稜コースの入口になっています。

東稜コースは、踏み跡はありますが、整備はまったくされていません。また、皆で休憩できる広場は無いので各自適宜に休憩給水をすることになります。

どなたが設置されたのか分かりませんが、有名な「通行禁止」の標識です。折れてしまっていました。

木の枝に掴まりながら、攀じ登ります。
アスレチックのようで少し楽しいのですが、息が切れます。

クマザサの急登になりました。NETで見た光景です。
クマザサを数本握り締めて、攀じ登ります。

このクマザサの急登を登りきれば、岩場になります。
息を整えながら、登っていきます。

稜線に出ました。
クマザサの急登を上から振り返ります。

南尖峰のピークが見えてきました。
あの岩場を登りきれば天狗岳は間近です。

左側が切れている稜線をトラバースします。
高度感がありますが、恐怖は不思議と感じません。

登ってきた稜線を振り返ります。
小さく土小屋の白い建物が見えます。

木に掴まって攀じ登ります。露出している根は、腐っている場合があるので危険です。身長の低い人は不利な登りです。

南尖峰への最大の難関の岩場登りです。


南難所の岩場を登りきって南尖峰へ着きました。
後続のメンバーが登り切るまで暫く待機します。

天狗岳の山頂が目前に迫ってきました。
片側は断崖絶壁です。

12時20分 天狗岳の山頂に着きました。
山頂では、順番に記念撮影会です。

天狗岳から南尖峰を振り返ります。
ここも片側が切れ落ちています。


天狗岳から弥山へ向かいます。
石鎚神社の社が見えます。

弥山には多勢の登山者が休息しています。
ここで昼食休憩となります。

弥山山頂からの天狗岳です。
ポスターなどでお馴染みのアングルです。

弥山山頂からは360度の展望です。
瓶ヶ森や笹ヶ峰の山々が望めます。

西ノ冠岳やニノ森の山々です。
弥山を後に、ロープウェイ山頂成就駅へ向かいます。

下山は巻き道を鉄製の階段と足場を下っていきます。
建築現場を歩いているようです。

穏やかな稜線を黙々と下っていきます。

振り返ると歩いた南尖峰~天狗岳~弥山の稜線が見えました。

前社ケ森小屋で小休止します。
カキ氷は売り切れていました。

遥拝の鳥居です。ここの鳥居からは石鎚山山頂が見え、山頂まで登れない方がここで奥宮を拝むための場所です。

今日、最後の坂道を登り、石鎚神社成就社に着きました。

成就社の売店で茶色の炭酸水を一気飲みしました。美味っ。

石鎚登山ロープウェイ山頂成就駅に着きました。ここからはロープウェイで下り帰途につきました。お疲れさまでした。

石鎚スカイラインからの石鎚山です。まるで槍ケ岳のような容姿ですね。