剣 山
1,955m 徳島県
登山リフト見ノ越駅 == 登山リフト西島駅(10:00)→(尾根道コース)→(10:57)剣山頂(11:15)→(遊歩道コース)→(12:10)登山リフト西島駅 == 登山リフト見ノ越駅
【行動時間 2時間10分】
結局、山頂の雲は取れることはありませんでした。
左下に見ノ越駅の屋根が見えます。帰路のR438号線から。
剣山は徳島県の西部に位置し、西日本第二位の標高(1995m)を誇り、かつては石立山と呼ばれていましたが、安徳天皇が平家再興を祈願して剣を奉納されたことで、「剣山」と改称されたそうです。
徳島自動車道美馬ICから登山口の見ノ越まで、所々車一台しか通れないクネクネ道のR438号を1時間半ほど走ります。見ノ越はとても山深いところで、容易には来ることができません。
見ノ越から西島まで登山リフトで登り、直登の尾根道コースで山頂へ登り、巻き道の遊歩道コースを下る約2時間のハイキングです。
登山口には多くの中高年登山者たちが出発準備をしています。さすがに日本百名山に選ばれている山は人気が高いです。今日のほうが昨日より天候が良くなる予報でしたが、高度を上げるに従い雲が濃くなってきます。これでは山頂からは何も見えそうもありません。こんな時は道端の野草を観察しながら登ります。
前泊したビレッジ美合館のフロントの方から尾根道は「直登」だと聞かされていましたが、厳しい登りではありませんでした。1時間弱で剣山本宮宝蔵石神社に着き、ここはもう山頂の一角で、僅かな登りで三角点のある山頂に着きました。
雲の中で記念撮影だけ済ませ、天気も悪いので往路を下ってしまおうかと一度雲海荘まで戻りましたが、折角なので山頂付近の分岐まで戻り、予定通り遊歩道コースを下ることにしました。
遊歩道コースは山の西側を大きくトラバースしながら下る道で、20分ほど下った二度見展望所で休んでいると、雲の切れ間からジロウギュウ(1929m)を見ることができ、このコースを選んで良かったと思います。
遊歩道コースには、日本名水百選「御神水」やお塔石、地層の変化なども見られるお勧めコースです。見ノ越までリフトで下り、「剣山観光センター」で昼食に地元の素朴な「祖谷蕎麦」をいただき、次の訪問先「こんぴらさん」へ向かいました。
短い山登りでしたが、何と言っても「何時も一期一会の精神でお客様と接している」と仰っていた同センターのご主人の心遣いが一番印象に残りました(^^♪
剣山観光センターと併設された登山リフトの乗り場
登山リフトで手軽に登れます
登山リフトの西島駅です
10:00 尾根道コースを登ります。左程、急傾斜ではありません。
刀掛の松の分岐です。左は行場、右は大劔神社。真っ直ぐ進みます。
岩にコケがびっしりと張り付き、その上にミヤマカタバミが咲いています。
珍しい光景です。
左に行場への分岐がありました。
剣山本宮宝蔵石神社に着きました。
ここはもう山頂の一角です。隣接して頂上ヒュッテが建っています。
山頂一帯は広い平らになっているようです。電波塔が建ちます。
剣山山頂三角点です。しめ縄が巻かれ厳重に保護されています。
遊歩道コースへの分岐です。
緩やかな下り坂です。
二度見展望所で休憩しているとジロウギュウが顔を出しました。感激です!
展望所を後に出発します。
ミツバツツジが鮮やかです。花を探しながらノンビリと下ります。
大劔神社近くの「お塔石」という大岩です。
下ばかり見ていて見逃すところでした。
この山も大木が多いです。
白っぽい岩盤が現れました。
徳島営林署が建てたのでしょうか?休憩舎です。
バードウォッチングをされていました。
登山リフトの西島駅に戻りました。リフトに乗って帰路に着きます。
【おまけ】 琴平へ向かう途中に立ち寄った「二重うだつのある町並み」です。
古い家屋です。
「二重のうだつ」は初めて見ました。
※「うだつ」とは、隣家との境に防火を目的として立てた壁の上の小屋根のこと。