丹沢主稜縦走
塔ノ岳~丹沢山~蛭ケ岳~檜洞丸 神奈川県
【12月1日 歩行時間 5時間55分】
大倉バス停 → 見晴茶屋 → 堀山の家 → 花立山荘 → 金冷シ → 塔ノ岳(1491m)→ 日高(ひったか)→ 竜ケ馬場(りゅうがばんば)→ 丹沢山(1567m/みやま山荘泊)
【12月2日 行動時間 8時間47分】
丹沢山 → 不動ノ峰(1614m)→ 棚沢ノ頭 → 鬼ケ岩ノ頭(1608m) → 蛭ケ岳(1673m) → ミカゲ沢ノ頭(1421m)→ 臼ケ岳 → 金山谷乗越 → 檜洞丸(1601m) → ゴーラ沢出合 → 西丹沢自然教室
会社同期の中島さんと丹沢主稜を縦走してきました。ここのところ中島さんとの登山が増えてきました。当初計画では、丹沢主脈縦走で青根に下る予定でしたが、中島さんの希望もあり檜洞丸へ進路変更することにしました。私にとっては蛭ケ岳から先は未知の世界だったので、どちらでも良かったのです。
1日目は曇り空でしたが次第に青空も覗いてきて、塔ノ岳山頂からは蛭ケ岳や檜洞丸なども望めました。塔ノ岳には相変わらず多くの登山者が寛いでいましたが、我々は更に先の丹沢山まで登らなければなりません。塔ノ岳からは一度下って登り返しになります。中島さんも少し嫌気が指したように見えました。
竜ケ馬場辺りでは、ブロッケン現象を再び見ることができました。
2012年12月1日(土)1日目
大倉バス停どんぐりハウス前を出発します
見晴茶屋の前で一休みします
堀山の家の前で昼食にします ラーメン定食です
花立山荘までの300段の階段ももう少しで終わります キツイ~
花立の尾根は痩せています
後方に蛭ケ岳が見えます 金冷シから塔ノ岳への登りで
塔ノ岳への最後の登りです あと5分!
塔ノ岳山頂に着きました 青空が綺麗です
塔ノ岳からいったん下ります
鞍部から登り返しです
塔ノ岳を背に日高(ひったか)へ登り返しです
ブロッケン現象です 中島さんは初めて見たようです
竜ケ馬場(りゅうがばんば)への登り返しです
丹沢山頂に着きました お疲れさまでした(^^♪
夕食までのひと時を他の登山者と談笑します
中島さん少し赤いですヨ
みやま山荘の夕食は、ハンバーグ定食でした。
食事までの時間は、同じ小屋に泊まる登山者と酒を酌み交わしながら、山談義に花を咲かせて楽しむことができました。
今日宿泊するみやま山荘では、布団1枚に2人で寝なければならないくらいの混雑で、以前には考えられないことです。中島さんと1枚の布団に包まり、なかなか寝付けない夜を過ごしました。
2012年12月2日(日)2日目
丹沢山を出て振り返ると塔ノ岳がピラミッドのように見えます
翌日の朝食は2回戦目の6時からで、お呼びが掛かるまで待機です。外はマイナス5度だと誰かが教えてくれました。
食後には、朝陽に染まる富士山と日の出を拝みました。
中島さんの希望もあり檜洞丸方面への主稜縦走に変更するかは、蛭ケ岳への到着時刻によって決めることにして、早めに小屋を出ました。稜線に吹き付ける西風は冷たく、毛糸の帽子を被らないと耳がちぎれそうでした。
丹沢山からは100m程下り丹沢第二の高峰、不動ノ峰へ登り返します。
不動ノ峰から棚沢ノ頭を越え鬼ケ岩ノ頭から蛭ケ岳を望む頃には霧が出てきました。鬼ケ岩ノ頭のザレ場を慎重に下り木製階段を登り詰めると丹沢最高峰の蛭ケ岳山頂です。ここからの眺望を中島さんに見せたかったのに霧で眺望が全く無く残念です。山頂には昨晩同宿の若者グループと女性一人だけが居て、それぞれ別のルートへ下って行きました。この寒さでは長居できません。
枯れ枝に着いた霧氷が、まるで桜の花のように見えます
時間には余裕があるのでコース変更して檜洞丸に進路をとり、約300mを急下降します。
西風が冷たく木製階段を下る途中では霧氷を見ました。更に下ると前方に足取りがおぼつかないグループに追いつきます。昨晩、みやま山荘で話をしていた初心者山ガール達です。急な下りが怖いみたいです。この調子で今日中に下山できるか心配しながら追い越します。いくつかのピークを越え檜洞丸山頂直下の青が岳山荘が見えたときには正直ほっとしました。
檜洞丸山頂の極寒の中で時間を掛けて昼食を摂り、西丹沢自然教室へ向けて下りました。西丹沢の登山口に着くころには、白いものがパラついてきました。
西丹沢からのバスを入浴のため山北駅で降り、サッパリして電車で松田駅に着く頃には暗くなっていました。乗換えで新松田駅に歩いて行くと、例の山ガール達がバスから降りたところでした。無事に下れて良かったとエール交換しました。
中島さんもお疲れ様でした(^^♪
みやま山荘前でご来光を待つ登山者たち
赤く染まり始めた富士山 丹沢山頂から
日の出です 今日は雲ひとつ無い快晴です
檜岳を雲海が流れます
丹沢山を一旦下って不動ノ峰に登り返します 後方に丹沢山
不動ノ峰の休憩舎です 近くに水場があります
不動の峰を通過します
棚沢ノ頭のユーシン方面への分岐です
鬼ケ岩ノ頭の向こうに蛭ケ岳が見えてきました
鬼ケ岩のツノの間から蛭ケ岳を覗く 霧が出てきました
鬼ケ岩ノ頭を振り返ります 確かに鬼の頭のようにも見えます
最後の木製階段を登ります
蛭ケ岳山頂に着きました 霧の中で展望は望めません
10センチはあろう霜柱を踏んで遊んでいる中島さん
蛭ケ岳を下り始めると霧氷が見られました ラッキーです
蛭ケ岳からは、ミカゲ沢ノ頭との鞍部まで300mの急降下です
蛭ケ岳を振り返ります ミカゲ沢ノ頭に登り返しです
臼ケ岳の山頂で休憩します。
初めて歩くコースです。急傾斜で厳しい登下降でしたが、蛭ケ岳から1時間13分、標準時刻通りに歩けました。
金山谷ノ頭付近を通過します
青が岳山荘の青い建物が見えてきました キツカッタ~
やっと檜洞丸の山頂に着きました やっと昼食です
檜洞丸山頂から1時間40分余りでゴーラ沢の出合を通過です
紅葉が残る山道を快調に歩きます
つつじ新道入口に降り立ちました お疲れさまでした(^^♪