瑞 牆 山
2,230m 長野県
瑞牆山荘(11:00)→(11:23)富士見平林道(11:27)→(11:53)富士見平小屋(12:30)→(12:54)桃太郎岩(13:05)→(14:38)瑞牆山頂(14:50)→(15:30)桃太郎岩(15:40)→(16:05)富士見平小屋(16:10)→(16:50)瑞牆山荘
【歩行時間 3時間41分】
富士見平林道から瑞牆山の全景です
瑞牆山は、妻の亡父が日本で一番好きだった山で、生前、私達の子供を連れて、瑞牆山荘までドライブに出かけたことを聞いていました。妻も必ず登りたい山に挙げていて、石楠花のシーズンに合わせた旅行会社のツアーに便乗して出かけることにしました。
写真で見ると岩だらけの断崖を、どうやって登るのか、とても興味がありました。旅行会社で中級者向け登山に指定されていましたが、ツアーになっているくらいだから大きな危険はないだろうと、妻も参加することを決めたのでした。
瑞牆山荘の前から登山道へ
瑞牆山荘前までは、新たに黒森まで整備された快適な道路を経由して観光バスでも入ることができます。
ツアーは自由度は少ないですが、運転しなくても登山口まで運んでもらえとても楽チンです。
富士見平林道に出ました 瑞牆山が望めます
瑞牆山荘の向かいにある登山口からスタートです。ナラやシラカバ林の中の少し急な登りで、すぐに富士見平林道に出ます。ツアーガイドさんから「瑞牆山が一望できるところへ寄ります」との案内で、皆、登山道を離れて林道を歩き全景が望めるところに向かいます。
富士見平小屋に着きました ここで昼食になりました
確かに瑞牆山の全景が望め、ここでは皆さんが記念撮影をします。見れば見るほど本当に登れるのかと信じられない気持ちになります。
登山道に戻り、穏やかな登りを少しで富士見平小屋に到着です。
富士見平小屋前の広場で、ツアーに付いている「お弁当」の昼食です。朝が早かったためか、とても美味しくてアッという間にいただきました。
後方は桃太郎岩です 枝で支えられています?
富士見平小屋の左手の樹林帯を進みます。樹間からは瑞牆山が見え隠れします。小川山への分岐を過ぎてから天鳥川へ下ります。いつもながら折角登ったのに下るのは悔しい気持になります。
天鳥川を渡ってすぐの桃太郎岩の前で小休止となりました。桃太郎岩は桃の形に似た岩で、単なる気休めだと思いますが、その下部が枝で支えられていました。
この岩から先が岩場の登りになるとのことで、ストックを片付けるようにガイドさんから指示がありました。
覚え立ての三点支持を頭に描きます。
林間から金峰山が見えました
すぐに一枚岩の登りがあり、ガイドさんが一所懸命ツアー客に登り方の説明をされていましたが、何だか大げさに感じていました。しかし、中級登山が困難なお客様が紛れていたことは事実で、ガイドさんの苦労も理解できます。安全第一ですものね。
やすり岩の下部でガイドさんが道を間違えて、少し照れくさそうな様子でした。
個人的にはあまり好きな花ではありませんが、山頂付近になると石楠花が咲いています。
山頂に到着しました
想像していたほどの岩場も無く、最後に2mほどの岩場を登ると案外簡単に山頂に着きました。
妻と記念撮影を撮りました
山頂からは、2002年10月に登った金峰山の五丈石がハッキリと確認できます。八ヶ岳連峰も分かりますが、その他の山々は何だかわかりませんでした。
一番高いところで記念撮影 後方は断崖絶壁です
金峰山をバックにハイポーズ!
途中で、足の調子が悪くなった昔の山男さんも、皆が下山する直前には山頂に到着し、拍手で迎えられました。
これで参加者全員が登頂できたことになります。なんだか気持ちがいいです。良かった良かった。
大やすり岩です 「大やすり」というよりも奥歯のようです
八ヶ岳方面の眺望です
奥秩父方面の眺望です
少しの休憩の後、全員下山開始です。
妻と私は、ツアーディレクターのGさんと最後尾を歩きました。若人が大好きな妻から仕事の内容やどうして旅行会社に就職したのかなどを聞かれてGさんも楽しそうに語っていました。
前半にやや遅れが出ていたようでしたが、帳尻があったようで予定通り?瑞牆山荘前に到着しました。
妻は瑞牆山のマグネット式イラストを、私は山バッヂを購入してバスに乗り込みました。勿論、二人分のビールも忘れずに!