前穂高岳~奥穂高岳~涸沢岳
3,090m~3,190m~3,110m
岐阜県 長野県
【8月29日 /行動時間 2時間50分】
上高地バスターミナル(14:10)→(17:00)岳沢小屋
【8月30日 /行動時間 8時間20分】
岳沢小屋(5:45) → (8:27)雷鳥広場 → (9:04)紀美子平 → (9:48)前穂高岳(3090m) → 紀美子平 →(吊尾根)→(12:58)奥穂高岳(3190m) → (14:05)穂高岳山荘
【8月31日 /行動時間 7時間33分】
穂高岳山荘(5:52) →(6:13)涸沢岳(3110m) → (6:37)穂高岳山荘 →(ザイテングラード)→ (9:09)涸沢小屋 →(13:25)横尾山荘
【9月1日 /行動時間 1時間50分】
横尾山荘(6:05) → (7:55)河童橋
左側のピークが前穂高岳、吊尾根をへ経て奥穂高岳です。
長年の憧れだった重太郎新道を登り紀美子平から前穂高岳をピストンし、吊尾根を経て奥穂高岳へ登るコースを歩いてきました。
8月の15日、18日と連続して吊尾根で滑落事故が発生し、単独行のお一人は亡くなり、大学山岳部の1年生は複数骨折の重傷でも命に別状なく二日目に救助されたというニュースが報道された後の山行だったので、とても気が引き締まりました。
岳沢小屋の方によれば、最近、経験不足、実力不足の人が、著名なところだからと安易に吊尾根などを歩いているとのことです。
奥穂高岳の山頂にはケルンが高く積まれています。
重太郎新道は、前評判通りの急登で、梯子や鎖の連続でしたが、リーダーのペース配分が良かったため、予想外に楽に登ることができました。緊張するような危険箇所もなく歩くことができましたが、メンバーの中に、実力不足で参加しているご年配の方も居て、スタッフやメンバーに迷惑を掛けていたのは残念でした。
今回の山行で国土地理院の日本の主な山岳標高ベスト10のうちの3,000m峰3座を踏み、残るは北穂高岳(3106m)だけが未踏峰になりました。
三つの山頂ともガスに巻かれ、眺望は楽しめませんでしたが、初対面のガイドさんやメンバーとも親交ができて楽しい夜を過ごせ、充実した山行でした。
2014年8月29日(金) 1日目
上高地バスターミナルを出発します
岳沢への登山口です
樹林帯の中を登ります
雪崩でなぎ倒された樹木 地元ガイドさんによると日常のようです
風穴 天然クーラーです/p>
上高地が眼下に見えるようになりました 左のピークは六百山です
岳沢小屋が見えてきました
岳沢小屋です 何度も雪崩に流されるので宿舎は仮設プレハブです
岳沢小屋のテラスから上高地を見下ろします
明日登る重太郎新道方面です 急傾斜が分かります
2014年8月30日(土) 2日目
昨晩の大雨がうそのように晴れました 岳沢小屋を発ちます
中央に乗鞍岳、右に焼岳が競り上がってきました
トリカブトやミヤマアキノキリンソウなどのお花畑の中を歩きます
稜線にも朝陽が当たり始めました
急登を登っていきます
急登ですが、ステップはしっかりして歩きやすいです
重太郎新道をまだまだ登ります
二段のハシゴです 良く整備されています
西穂高方面の稜線も見えてきました
まだまだ急登です
上高地が遠くなってきました
吊尾根の稜線です 後ほど歩く道です
雷鳥広場に着きました 休憩をとります
下ってくる韓国人の団体があり待機です
紀美子平に着きました 女性名が付いた逸話があります
紀美子平にザックをデポして空身で前穂高岳をピストンします
もう直ぐ前穂高岳です 岩場を慎重に登ります
前穂高岳山頂には一等三角点「穂高岳」があります
山名標柱でハイポーズ!久々の登場です(^^)
紀美子平に下って昼食です これから歩く吊尾根の稜線です
吊尾根の岳沢側をトラバース気味に歩きます
急な登りもあります 一歩ずつ確実に進みます
ガスが出てきました
急登を攀じ登ります
奥穂高岳に着きました 山頂に真新しい小さな祠があります
ふたたび登場です
奥穂高岳から下山します
ガレ場の下りです 落石に注意です
急な下りの中で先行のメンバーが転倒したとの情報が・・・
最後尾から救護のために、別ルートから急行します。
幸いにも、ザックとヘルメットが身を守ってくれて、軽い打撲で済みました。その当人はショックから、その後の行程をキャンセルしました。
今回のコースで最大の難所かもしれません もうすぐ穂高岳山荘です
山荘に着きました 別行動のご婦人は1時間遅れの到着でした
今回のコース中で最大の難所でした 奥穂高山荘から振り返ります
涸沢岳を見上げますが、ガスに包まれて良く見えませんでした。
2014年8月31日(日) 3日目
昨晩の雨は上がっていました ラッキーです ガスは仕方ないです
涸沢岳へ向けて登ります テントサイトを横切って登っていきます
20分ほどで涸沢岳(3110m)に着きました ガスで展望はありません
涸沢岳から下山して少しするとガスがとれてきました
涸沢岳側に登って昨日歩いた奥穂高岳を望みます
奥穂高岳の右側に憧れの「ジャンダルム」の岩峰が見えました
涸沢岳の山頂もガスがかかっていますがうっすら見えました
穂高岳山荘を後に、涸沢小屋を目指します
ザイテングラードの岩場をジグザグに下っていきます
ザイテングラードを振り返ります
傾斜が緩やかになった岩ゴロの道を下っていきます
涸沢小屋に着きました カレーライスで早め(9:30)の昼食です
涸沢小屋のテラスです ノンビリとBeerといきたいものです
対岸には涸沢ロッジが見えます テン場に貸テントらしきものも…
涸沢小屋を出て横尾山荘へ向います 涸沢の分岐です
ハイキング気分でガレ沢を数回トラバースして下っていきます
正面に見える山が「屏風ノ頭」です
本谷橋で休憩です 定員5人の吊橋を渡ります
ここら辺りから樹林の中に入ります
樹間から屏風岩が見えます
梓川を吊橋で渡ります
横尾山荘に着きました お疲れさまでした
2014年9月1日(月) 4日目
今日は各自銘々で上高地に向います 6時5分出発です
朝の梓川沿いを歩きます
早朝の遊歩道は人が居ません
徳沢園です ここのホテルにも泊まってみたいものです
明神分岐です 仙台からお越しの先生ご夫妻は明神池見学かな?
小梨平キャンプ場です 歩道の脇に貸テントが並びます
7時52分河童橋に着きました
3日前に登った涸沢を振り返ります
誰も居ない河童橋は初めてです
上高地バスターミナルでコーヒーブレイクの時間が沢山ありました
奥穂高岳を登って日本百名山登頂は89座になりました。
北海道の三座(利尻岳・斜里岳・幌尻岳)のために、3回は北海道に行かなければなりません。今シーズンは行けないので、まだまだ先は長そう、いつになることやら(^^;