高 妻 山

2,353m 長野県・新潟県

2010年10月10日()  曇り時々晴れ
【メンバー】 クラブツーリズムメンバー

戸隠牧場駐車場(4:23)→(5:50)滑滝(6:00)→(6:17)帯岩 →(6:30)氷清水 →(6:48)一不動非難小屋(7:00)→(8:00)五地蔵山(8:10)→(9:14)休憩(9:24)→(10:26)高妻山(11:00)→(11:45)休憩(11:55)→(13:00)休憩(13:10)→(14:20)休憩(14:30)→(14:58)戸隠牧場 →(15:18)戸隠牧場入口

【行動時間 10時間55分】

「三文殊」付近からの高妻山です。本当にピラミッドのような三角です。


一人では行き難い高妻山にクラブツーリズムのメンバーと登ってきました。10月10日は昔でいう「体育の日」で、晴れの特異日と信じて山行を決めたのですが、生憎曇り時々雨の予報で、降られることを覚悟で出かけました。
今回のメンバーの中には、遥々広島県から一人で参加の方も居ました。日本百名山登頂が目的なのでしょう?高妻山への標準登山ルートは大洞沢(おおどうさわ)を何度も渡り返します。今回のメンバーの中にも数人が、雨後の大洞沢の増水によって断念させられた経験があり、3回目のリベンジだという方も居ました。また、この高妻山が日本百名山完登となる方も居られ、その場に居合わせたことを嬉しく思うと同時に、羨ましくも思いました。

山頂から十阿弥陀を振り返ります。


大きな一枚岩(幕岩)のトラバースや山頂直下の1時間の急登の厳しさは、今までに経験したことがないものでした。行動時間11時間に近い長丁場の登山でしたが、脱落する方も無く全員が無事登頂することができました。これもガイドさんやツアーディレクターのリードがよく、メンバーにも恵まれたためだと感謝しています。昼前から晴れ間も見え、厳しくも快適な登山を経験できました。きっとこれからもこの山とは違った厳さの山と出会うことでしょうが、一歩ずつ粘り強く我が身に合った山登りを続けようと再認識する山旅となりました。

4時23分 霧雨の中を戸隠牧場を出発します

大洞沢を何度も渡り返します 暗闇なので慎重に歩を進めます

急坂を登ります 空が白み始めました

滑滝の裾で休憩します 前方に滑滝が見えます

鎖と岩に彫られたステップを頼りに滑滝の横を登ります 雨後なのでスリップに注意です

滑滝の上から見下ろします

振り返るとどこかの山並みが見えます 天気が回復に向かっているようです

滑滝の上から沢の中を登ります 岩が滑りやすくなっています

前方に大きな岩(幕岩)が立ちはだかります 右には不動滝が見えます

幕岩から不動滝の落ち口までトラバースします

幕岩のトラバースです 鎖が所々にぶら下がっています

不動滝の落ち口の左側を鎖を使って攀じ登ります

不動滝の上の沢を登ります

沢を登ると間もなく「氷清水」の水場があります 「氷清水」が正式な名称だそうです

きつい登りです

一不動に着きました 非難小屋があります 一不動は戸隠山経由のコースが合流します

一不動から戸隠牧場方面を望みます 中央に黒姫山の裾野だけが見えています

一不動から五地蔵山方面 もうすっかり紅葉しています 天気が悪くてもこれなら満足です

一不動からは道標に代わって小さな祠があります 最初は「二釈迦」

「三文殊」

「四普賢」

「五地蔵」 五地蔵山(1998m)の山頂

「六弥勒」

「七薬師」

「八観音」

「九勢至」 八丁たるみ周辺

一不動からは稜線歩きです 二釈迦を過ぎた辺りの樹間から高妻山が初めて姿を見せました 感激!

紅葉の稜線を歩きます

今朝発った戸隠牧場を眼下に望みます (ゴルフ場のようなところが牧場です)

はっきりと高妻山が見えました 険しそうな山です

三文殊を過ぎて鞍部へ下ります

霧が上がってきました

五地蔵山を過ぎるころ、高妻山も霧に隠れてしまいました

七薬師を過ぎ、再び下ります アップダウンが多い稜線です

八観音に向けて登ります

九勢至を過ぎ、なだらかな登りになります

最後の1時間の急登です 刈り払われたばかりの笹がスリップを招きます 苦しい~

戸隠山らしき山頂が一瞬、顔を出しました

間もなく山頂です 最後の登りを喘ぎます

「十阿弥陀」 もう山頂は直ぐです

小さな岩場を超え、左手が山頂です

高妻山山頂です 霧に包まれ眺望はありません 残念でした

下山途中に登ってきた稜線が見えます 中央少し右側の鞍部が一不動です

急坂を下ります 膝に厳しい道です

雲間の太陽に照らされると、紅葉が鮮やかさを増します

七薬師辺りの登り返しです

一端鞍部に下り、五地蔵山方面へ登り返す先行メンバーが見えます 紅葉が見事です

六弥勒から地図に載っていない「六弥勒新道」を下ります

雨でぬかるみ滑りやすくなった林間の急坂を約2時間下ります

戸隠牧場に下りました 青空が広がっています 黒姫山です

夜明け前に通過した登山道入口の牛止め柵です

牧場内の通路です

五地蔵山を振り返ります

戸隠牧場から戸隠山を振り返ります

戸隠牧場内の道標 今朝は気付きませんでした

戸隠牧場の入口です 右側が事務所の建物です
お疲れ様でした~(^0^)