火打山~妙高山
2,462m・2,454m 新潟県
【7月15日 行動時間 9時間45分】
笹ヶ峰キャンプ場(6:30)→(7:37)黒沢 →(9:37)富士見平分岐 →(10:41)高谷池ヒュッテ →(13:02)火打山山頂(13:20)→(15:00)高谷池ヒュッテ →(16:15)黒沢池ヒュッテ
【7月16日 行動時間 8時間00分】
黒沢池ヒュッテ(5:00)→(5:34)大倉乗越 →(6:25)長助池分岐 →(8:20)妙高山北峰(8:48)→(8:59)妙高山南峰(9:08)→(10:28)天狗平 →(11:37)湯道分岐 →(13:00)燕温泉バス停
妙高山山頂からの火打山 左へ影火打、焼山と続く
梅雨が未だ明けない中を海の日の三連休を利用して、新潟県西部、頸城連山の火打山と妙高山の縦走ツアーに参加しました。予てから個人山行として計画を立てていましたが、同行メンバーとの日程調整などがなかなか合わず後回しになっていました。丁度、この連休にツアーがあったため便乗することにしました。
「体力レベル3技術2」という中級の山と甘く見て参加しましたが、実行動時間は1日目約10時間、2日目約8時間となり、足の疲労も極限に達し、2度も尻餅をつくという情けない思いをしました。
それでも梅雨明け前にしてはまずまずの天候で、妙高山山頂からの素晴らしい景色も眺めることができ、キヌガサソウやハクサンコザクラのお花畑とも出会え、また同行したメンバーにも恵まれ、楽しい思い出となりました。今回の山行で日本百名山登山バッジは70個となりました。
2012年7月15日(土)1日目
笹ヶ峰の登山口には立派なゲートがあります
泥濘が多い登山道です
小さな沢を渡ります
黒沢を橋で渡ります 心地よい風が体の熱気を除いてくれます
黒沢の流れです
少し傾斜が急になりました 角材の階段を登ります
岩が混ざる所もあります でも歩きやすい路です
僅かに残雪があります まったく気になりません
イチヤクソウ
マイヅルソウ
キヌガサソウ
サンカヨウ
オオバミゾホウズキ
ミヤマスミレ
富士見平です
ここは黒沢池妙高山方面への分岐です
また残雪を歩きます
今年は雪解けが遅れているそうです
三角屋根の高谷池ヒュッテに着きました 小休止します 雨が本降りになってしまいました
高谷池に咲くミズバショウです この時期にミズバショウに出会うとは思いませんでした
キヌガサソウの群生地で撮影する登山者
残雪の上を歩きます 雪はかなり腐っています
天狗の庭に着きました たくさんの種類の高山植物が咲いています
天狗の庭周辺は木道を整備して、植生を保護しています
ノウゴウイチゴ
キヌガサソウ
カンスゲ
ハクサンコザクラ
イワイチョウ
火打山の山頂が見えてきました あと1時間ほどです
またガスが出てきました 残雪の急登です
13時、火打山山頂(2462m)に到着しました 登山口から6時間30分掛かりました ガスで眺望はありません 残念
山頂は余り広くなく、山名標柱の脇に陣取る老男性組が皆さんの写真撮影の邪魔をしていました
こういう光景は見たくありませんね
ガスが晴れそうも無いため、山頂には20分ほど居て下山します 残雪の下りはスリップに注意です アイゼンは付けませんでした
ガスの中を下りますひたすら下ります
ハクサンチドリ
ナナカマド
アカバナイチヤクソウ
ヨツバシオガマ
モミジカラマツ
ミヤマタンポポ
ガスが少し取れて、天狗の庭が見下ろせました
振り向くと火打山がまた顔を覗かせました
イブキトラノオ
ヤマオダマキ
ミヤマキンポウゲ
キバナノコマノツメ
ツマトリソウ
コイワカガミ
高谷池ヒュッテに立ち寄り休憩の後、黒沢池ヒュッテへ向かいます
黒沢池ヒュッテの青い建物が見えてきました
八角形のユニークな形の黒沢池ヒュッテ
ヒュッテの内部です 八角形なので布団は少し敷きにくいですが、当日はそれほど混雑もなくユッタリと寝ることができました
ハクサンコザクラ
クルマユリ
オオバタケシマラン
2012年7月16日(日)2日目
大倉乗越から眺めた妙高山です
5:00 黒沢池ヒュッテを出発します 今日は晴れそうです
いきなりの急勾配を登ります
35分ほどで大倉乗越に着きました 妙高山頂が望めます
大倉乗越からトラバースぎみに下ります
長助池分岐には残雪があります ここからアイゼンを着けます
大きな岩がゴロゴロする急坂を登ります
潅木の急登で振り返ると昨日登った火打山が見えます
岩混じりの急登を息を切らせて登ります
山頂が見えてきました
白馬岳などの北アルプスもせりあがってきました
妙高山北峰直下の洞窟に小さな社が祭られています
妙高山北峰に着きました 360度の展望です
山頂で記念撮影です
妙高山南峰の左側に富士山が見えました なぜか嬉しくなります
妙高山北峰から南峰を眺めます
妙高山南峰は、小広く眺めも抜群です。東側の眼下には野尻湖も見えます。西側には残雪の北アルプスの山々も望めます。
北峰から南峰へ向かう途中に「日本岩」と書かれた大きな岩がありますが、謂れはわかりません。
妙高山南峰から北峰を眺めます
妙高山南峰には妙高大神が祭られています
白馬連峰の山々です
北峰からの下りは岩場になります でも危険な箇所はありません
2年前に登った高妻山です 山頂直下の急登が印象に残っています
鎖場を下ります ステップも刻んであり楽に下れます
鎖場を下から見上げるとこんな感じです
光善寺池です
天狗堂の社です ここは大谷ヒュッテへの道が分岐しています
湯道分岐でも休憩します 脇の沢は温泉が混ざり硫黄臭がします
湯道分岐の道標です 沢沿いを右へ下って行きます
上の段が称名滝で、下の段が光明滝だそうです
この辺りからは簡易舗装の道を下ります 源泉管理用の道のようです
急な舗装路が足に厳しいです
妙高山燕温泉登山口に下りてきました ビールが飲みた~い
寂れた感じの燕温泉街
燕温泉バス停前です 貸切バスが待機してくれています