【8月20日/行動時間 4時45分】 晴れ
奥新冠発電所ゲート(11:45)→(16:30)新冠ポロシリ山荘(無人小屋)
【8月21日/行動時間 9時3分】 晴れ
新冠ポロシリ山荘(5:05)→(9:12)大岩 →(9:41)幌尻岳山頂(10:18)→(14:08)新冠ポロシリ山荘
【8月22日/行動時間 4時間45分】 小雨のち晴れ
新冠ポロシリ山荘(4:55)→(9:40)奥新冠発電所ゲート
幌尻岳の全容を望める場所はありませんでした。
下山直後に振り返っても山頂を見ることはできませんでした。
日本百名山の中で、最難関の山として知られる幌尻岳を登ってきました。
最難関といわれるのも、メインとなる額平川登山コースは、何度も渡渉があるため、雨が降ると登山口までのシャトルバスが運行中止となり断念しなければならないからです。それを避けるために今回の「新冠コース」を選びました。
登山口となる「新冠ポロシリ山荘(無人小屋)」まで5時間、北海道電力管理道路を歩きます。着いた山荘は管理人も居ない無人小屋ですから、登山者が多ければ、登山者のマナーの低下からトラブルともなっているようです。
当日は我侭なツアー登山者が山荘を占領していて、とても雰囲気が悪かったようです。テント泊を予定していた私たちメンバーは、ゆったりとテントで寝ることができました。やはりテントは良いですね。
幌尻岳までの登山道は、沢沿いを高巻いたり、笹薮を掻き分けたりの急登の連続で、北アルプスなどの整備された登山道とは大違いでした。これが北海道なんですね。
しかし、苦労の甲斐あって山頂からは素晴らしい眺望がいただけました。幌尻岳が日本百名山で最難関であると実感した山行となりました。
それと山バッジが買えなくて本当に残念でした(^^; 額平川コースと違って新冠コースの道中には営業小屋の売店などが一切ありませんのでご注意を!
2015年8月20日(木)1日目
2時間近く凸凹の林道を車に揺られ、やっと奥新冠発電所のゲートに着きました。疲れた~(^^;
奥新冠発電所のゲートから、こんな感じの林道を約19キロメートル歩きます。
いこい橋のゲートに着きました。知る人ぞ知る有名なゲートです。
いこい橋を振り返ります。立派な橋を作ったものです。
まだまだ林道を歩きます。
冷たくて美味しい岩清水です。
やっと奥新冠ダムが見えてきました。
幌尻岳の稜線も少し見えました。
新冠ポロシリ山荘に着きました。
新冠町山岳会によってトイレが設置されていました。
山荘は満員なので、テントで寝ることになりました。
嬉しい~(^^v
2015年8月21日(金)2日目
5時 新冠ポロシリ山荘を出発します。歩き始めだけは平坦です。
幌尻沢沿いを登っていきます。
笹薮を掻き分けて急登を登ります。
幌尻沢に架かっている2本の丸太で渡ります。丸太は固定されていません。
後方にカムイエクウチカウシ山がせり上がってきました。
初夏にはお花畑となる急登を登っていきます。
大岩から振り返ります。高度感があります。
左には昨日通過した幌尻湖が望めます。
額平コースとの合流点に着きました。尾根に上がりました。
尾根は風が強く着込んでから山頂に向います。
9時40分 幌尻岳山頂に着きました。
幌尻岳の山頂は比較的広く、のびのびと座ることができます。
手前右に戸蔦別岳(とったべつ)から左に北戸蔦別岳とチロロ林道方面へのルートです。
北カールの左の稜線は、幌尻山荘への額平川コースです。
10時19分 下山を開始します 七つ沼は見ることができませんでした。残念!
額平川コースとの分岐から下ってきて振り返りますが 山頂は見えませんでした。
大岩の手前まで下ってきました。登ってくる登山者が増えてきました。急登ですね。
沢の水場で休みます。湧き水とのことで甘くて冷たくてとても美味しい水でした。
潅木帯の急坂を下ります。スリップ注意です。
今朝の幌尻沢の高巻きまで戻ってきました。あと僅かです。
14時8分 新冠ポロシリ山荘に戻ってきました。
山荘前から幌尻岳の稜線を振り返ります。
お疲れさまでした。今晩もこの小屋に泊まります。
2015年8月22日(土)3日目
4時55分 新冠ポロシリ山荘を後にします。小雨が降ってしまいました。
幌尻湖です。林道は新冠川に沿って造られています。
いこい橋まで戻ってきました。
人の通過用にゲートに小扉が付いています。
奥新冠発電所ゲートに着きました。荷物を車に積み込みます。
新冠湖です。
日高の牧場です。遠くにサラブレッドが草を食んでいました。
新冠温泉レ・コードの湯で3日間の汗を流しました。
新千歳空港でメンバーの皆さんとお別れし、帰路につきました。