衣張山 名越切通

120m  神奈川県

2025年10月30日(木) 晴れ
【メンバー】 単 独

長勝寺バス停(11:20)→(11:38)衣張山分岐 →(11:42)まんだら堂やぐら群 →(11:46)第一切通 →(11:52)衣張山分岐 →(12:04)展望広場・大切岸 →(12:14)尾根道合流点 →(12:17)尾根道分岐 →(12:20)尾根道合流点 →(12:26)パノラマ台(12:51)→(13:16)衣張山(13:18)→(13:32)ハイキングコース浄妙寺口 →(13:40)杉本観音バス停

【行動時間 2時間20分】

浄妙寺3丁目付近から眺めた衣張山です


午前中の源氏山に続き衣張山(きぬばりやま)へ登りました。
衣張山は、鎌倉、報国寺の南南西、浄妙寺と大町との境、鎌倉の東端に位置しています。衣張山の名は、源頼朝が夏の日に妻政子から雪景色が見たいとせがまれ、この山に白い衣を一面に張ったという謂れから生まれたという説があるそうです。
歩くコースはたくさんありますが、近くの「名越切通し」という史跡に寄りながら山頂を目指すことにしました。鎌倉の山々は低山ですが、住宅が視界に入らないほど緑が濃く、深山に入ったような錯覚に陥るほどです。今回歩いたコースも出会ったハイカーは数人で、熊の心配も無く静かな山歩きを楽しむことができました。

鎌倉駅から緑ヶ丘入口行バスに乗車し「長勝寺」で下車します
進行方向へ歩き信号で左の道に入ります

踏切を渡り右へ線路に並行して進みます

二股は右の細い道を登って行きます

細い道になり山に入ります

名越切通し大町口の石仏です 今日の無事を祈念して一礼ます

滑りやすい道を登って行きます

衣張山への分岐ですが、国指定史跡の名越切通し(なごえきりどおし)を見学しに行きます

まんだら堂やぐら群の道標があったので寄っていきます

まんだら堂やぐら群は限定公開されていますが、今日は対象外の日なので見学できませんでした

150穴以上の存在が確認されているやぐら群で貴重な遺跡なのだそうです

元の道へ戻って先に進みます 第二切通を通過します 

ここも切通しのようです

名越切通しの中で最大規模の第一切通しです 道はL形に曲がっています

第一切通しを通って反対側に出てみました この切通しが無かったら山越えに苦労しただろうことが想像できます

衣張山への分岐まで戻り、右上に登っていきます 正面は第三切通しのようです

開けた平坦地に出ると右に無縁諸霊之碑がありました

先へ進むと右の方への登りとなります

民家の塀沿いの道を歩きます まんだら堂やぐら群の裏手に当たるようです

塀沿いの道から分かれ道標に従い左へ入ります

鎌倉市指定有形文化財の石廟二基がありました

2019年に建立された立派な「史跡名越切通」の石柱がありました

展望広場に出ました 

展望広場から猿畠山法性寺(えんぱくざんほっしょうじ)の多層塔が見えました あの場所が猿畠山の山頂なのでしょうか?

尾根道へは行かず「お猿畠の大切岸(おおきりぎし)」を見ながら歩きます 大切岸は石切場跡のことです

地元のご年配の方とお話ししました 良く歩かれているそうです

尾根道へ戻る階段を登って行きます 良く整備されている道です

尾根道に出ました 海が見えるとのことなので尾根道を歩いてみます

道標のある分岐まで歩いてみましたが、海が見えるところは見当たりませんでした 諦めてパノラマ台へ向かいます

この分かれ道は左へ行きます

パノラマ台の道標があったので左の道へ入っていきます

今日歩いた道で一番急だと感じた階段を登って行きます お腹が空いていたからでしょうか?


小さな広場のパノラマ台に着きました パノラマ台からの眺望です ベンチで中食を摂りました

元の道へ戻り先へ進むと舗装道路に出ます 左へ行きます

住宅地の端に出ますが直ぐに左の未舗装路に入ります

ここは「関東の富士見百景」とのことですが、雲が多く見えませんでした

道なりに進みお地蔵さんの横を通過すると正面に衣張山の小さな道標があります

山道らしくなってきました 道幅は狭く一人が歩けるくらいです

お地蔵さんと石塔が見えました 何か謂れがあるのでしょうか?

三等三角点「宅間」119.93mの立札がありました 設置してから日が経っていないように見えました

広場に出ました お地蔵さんと石塔が二基ありました

桜の木に「衣張山 121M」の看板がありました ここが山頂なのでしょうか?そういうことにしておこうと思います

「鎌倉歩け歩け協会」が2012年に植樹した玉縄桜です

衣張山の山頂の痕跡を探しながら歩きますが、それらしいものは見つかりません

そうこうしているうちに登山口に着いてしまいました きっと衣張山の看板があったところが山頂だったんだと決めつけることにしました

この辻の左が「田楽辻子のみち」で、かつて田楽師が住んでいたことに由来してこの名前がつけられたそうです

更に直進すると県道204号線に突き当たり、左折すると杉本観音バス停に着きます
この付近で衣張山が見えるところがないか探し歩きましたが、見つかりませんでした
諦めてバスで鎌倉駅へ戻りました

ノコンギク

ホトトギス