生 藤 山
藤野駅(8:10)=神奈中バス=(8:22)鎌沢入口→(8:44)車道出合登山口→(9:53)山の神(10:04)→(10:41)連行山/中食(11:13)→(11:35)生藤山(11:38)→(11:43)三国山(11:56)→(12:30)軍刀利神社奥ノ院(12:34)→(12:41)軍刀利神社本社(12:46)→(13:14)井戸バス停(13:19)→(14:53)上野原駅
【行動時間 5時間31分】
陣馬山山頂からの生藤山です。
丹沢の大山に似たような形をしています。
今まで眺めるだけの山だった生藤山を登ってきました。
事前の下調べが甘く鎌沢入口からの登山道が通行止めになっていることを知らずに「鎌沢入口」バス停で降りてしまい、下山口に予定していた「車道出合」まで余分に歩く羽目に。更に車道出合からは眺望もない植林帯の中のジグザグの急登の連続が堪えました。尾根に出てからは樹間越しに富士山や丹沢の山々などを眺めながら歩ける爽快なコースで快調に歩けたことは良かったのですが、尾根上の最高峰茅丸(1019m)への道を見逃して巻道を歩き通過していたことに後で気が付きました。これも下調べ不足ですね。生籐山へは最後に岩場の急登がありますが僅かのことです。生籐山の山頂は狭く眺望もイマイチ。直ぐに生籐山より展望が良いと前評判の三国山に向かいましたが、木々が伸びていて決して優れた展望ではありません。三国山からの下山路をスマホで調べ「井戸」バス停へ下ることを決めましたが、これも判断ミスでバスの発車時刻より大幅に早く着いてしまい、上野原駅まで6.7kmを歩くことになりました。
今日は何から何まで予定通りに行かない一日となってしまいました。
鎌沢入口バス停から10分ほど歩いて和田バス停を通過します 無駄に時間と体力を使いました
下山口に予定していた車道入口に着きます 通行止めの地図が貼られています 気持ちを入れ替えて舗装路を登り始めます
直ぐに神社の祠の手前で左折します 野生の猿が騒ぎながらガサゴソと藪の中を飛び回っています
植林帯の登山路を進みます ところどころ急な斜面があります
ジグザグの道を登ると一軒家に突き当たります 汗もかいてきたのでここで一休みします
一軒家から出て直ぐに視界が開けたところがあり、丹沢山塊と思われる山々が望めました
植林が疎らになってくると、丸太で土留めされた階段を登ります 息苦しいですが高度は稼げます
植林帯を抜けると雑木林の登りになり、上方には空も見えてきました 尾根が近づいてきたようです
山ノ神に着きました 木々の間から富士山や丹沢の山々が望めます ここでも一休みします まだ誰一人とも会っていません
尾根道を進むと木々が切れて富士山が望めるところに出ました 今年は積雪がとても少ないです
更に尾根道を進むとベンチのある連行峰に着きました 少し早いですが中食にします お湯を沸かして豚汁をいただきます 出発準備をしていると一人の青年が着きました 「お先に」と言って発ちましたが返事はありませんでした
連行峰からの尾根道は丹沢の鍋割山稜に似た感じです 快晴の天気の下、快適なこの道を独占して歩いている満足感がたまりません テンションが上がり自然とペースも上がってしまいます
快調に歩いていると前方に標識が見えます 分岐の標識には右に茅丸(山頂)とあります 巻き道を歩いてきてしまったようです 戻る気にもなれずこのまま進みます
生藤山の山頂直下は、距離は短いですが急な岩場となります 足場はしっかりしているので危険なことはありません
岩場を登りきると生藤山の山頂に着きます 十何年の念願がやっと叶いました 近くて遠い山でした
ガイドブックの通り展望はあまりありませんが、富士山だけはしっかりと望めました 三国山に向かいます
生藤山からは僅かで三国山に着きます ここは東京都・神奈川県・山梨県の三都県の境界の山です
山頂にはベンチが置かれていて休憩にはもってこいです 眺望が良いとのことでしたが期待したほどではありませんでした
西側の展望が開けていて雪をまとった赤石岳と悪沢岳が望めました スマホで下山口を調べると、井戸バス停が近そうなので向かうことにします
実はこの井戸バス停を下山口に選んだことが失敗となりました そうとは知らずに鎌沢方面への尾根道を進みます
鎌沢方面への道と分かれ右の軍刀利神社方面への細い道へ入っていきます
分岐から戻るような方向へ植林地内の狭い道を下っていきます 登山道ではなく林業の作業用の通路のような感じです
植林地をジグザグに下っていきます 小さな沢を渡ると女性の話し声が聞こえてきました
山頂から35分ほどで軍刀利神社奥の院に着きました 女性の二人組が参拝しています ご挨拶して私も無事下山のお礼参りをします
予想よりも大幅に早く下山したので、神社に立ち寄ってみましたが、本宮近くに社務所もなく誰一人の参拝客も居ません もちろん売店などもありません
ここに長居しても仕方ないので、井戸バス停へ向かいます 長い石段を下っていきます
軍刀利神社入口のの大鳥居に出ました 降り立ったところは民家が数軒建つだけで、店も何もない車道でした でも、バス停付近には何かあるだろうと先へ進みます
車道を進むと右手に富士山が望めました この付近の方々は毎日富士山が眺められるんだな~なんて思いながら歩きます
井戸バス停に着きました 周りにはバス待合のベンチと自動販売機があるだけです 愕然!
バスの発車時刻まで1時間20分もあるので上野原駅まで歩くことにします 下山口の一つである石楯尾神社前を通過します
上野原駅が近づいてきて脇道へ逸れて坂道を上がっていき振り返ると今日登った生藤山の遠景が望めました また来いよと言われているような気持ちになりました
上野原駅まで1時間35分ほどの車道歩きでしたが、整理運動だと考えることにしました 初めて訪れた上野原駅はホームと駅舎が一体となっているような初めて見る構造でした