大 山
大山ケーブルバス停(8:30)→(8:49)大山ケーブル駅 →(9:15)大山寺(9:30)→(10:04)大山阿夫利神社(10:25)→(11:05)16丁目蓑毛分岐・中食(11:37)→(12:21)大山山頂(12:28)→(13:00)16丁目蓑毛分岐(13:05)→(13:27)下社分岐 →(13:46)蓑毛越 →(14:24)蓑毛バス停
【行動時間 5時間54分】
塔ノ岳からの大山です 均整のとれた山です
丹沢の大山を登ってきました。
新型コロナウィルスの影響で不要不急の外出を自粛しなければならないと思いつつも、一人で歩くのだから通勤の時のリスクと変わらないと勝手に決めつけました。また、妻の股関節置換手術の無事をお願いした大山寺にお礼参りに訪れることが最大の目的で、自分のトレーニングも兼ねての訪問です。
通勤混雑の前に登山口に着こうと、普段大山に行く時間より相当早く家を出ましたが、通勤の皆さんも朝早くからお出かけで、結構沢山の方が乗車していました。
大山ケーブルバス停で入念なストレッチをして、コマ参道の階段を上ります。今まで何十回となくコマ参道を歩きましたが、初めて途中に「茶湯寺」というお寺さんがあることを知りました。
女坂を歩く人は少なく、大山寺に着くまでに二組三人にお会いしただけでした。大山寺の紅葉は既にピークを過ぎていて、枯れたモミジが落葉を始めていましたが、元気に頑張っているモミジもちらほらと残っていて、それなりに楽しむことはできました。
大山ケーブルバス停です
大山寺の国宝不動明王を拝顔しましたが、この日は笑顔で迎えられたように思えました。合掌。
本堂前からは、遠く江の島も望むことができました。お参りを済ませて更に石段を上り、阿夫利神社下社へ向かいます。下社の茶店周辺は紅葉が素敵なところですが、ここも季節外れの様相で、赤いモミジは既に枯れ果てていました。下社で参拝し、休憩ののち山頂へ向けて登っていきます。下社からは多少、登山者の数も増え、家族連れの姿も見えます。
16丁目で中食を済ませ、山頂には12時過ぎに着きました。山頂には比較的多くの登山者が昼食を摂るなどしていました。私は山頂からの眺めを撮影して、座ることもなくそのまま往路を16丁目まで戻り、十何年ぶりの蓑毛への道を下山しました。おぼろげな記憶しか残っていませんでしたので、新鮮な気持ちで歩くことができました。蓑毛越で休憩する三人の登山者に会っただけで、蓑毛のバス停まで人と会うことなく山道を独り占めしての山行が終わりました。
大山ケーブルバス停の向かいの山の斜面は、きれいな紅葉が残っていました
鈴川に架かる橋から振り返ると、江の島方面の市街が見えました
コマ参道を歩き始めて中村屋和菓子店を過ぎて左に路地を行くと茶湯寺の参道に出ます コマ参道を何十回となく歩いていましたが、気付かずに通り過ぎていたのですね
大山ケーブル駅の後方の山も紅葉が綺麗でした 駅員の方がお出迎えしていますがお客さまは僅かでした
年中開花している?サクラ 十月桜ではないかと思われますが…??十月桜は4月上旬と10月頃の年2回開花するそうです
男坂と女坂の分岐に着きました 大山寺へは女坂からしか行けません 左の女坂を行きます
小橋を渡ります この周辺もいろいろな紅葉が見られます
子育て地蔵手前の橋で沢を渡り返します 先行する一人の登山者が石段を登っています
寶珠山來迎院に着きました わずかに赤いモミジが残っています
この石段を上ると大山寺正面の最後の階段となります
石灯籠が並ぶ階段は、モミジの紅葉のトンネルで名所となっています すっかり枯れていました
大山寺本堂に着きました 妻の手術が無事に終わったことを不動明王にご報告とお礼に拝顔してきます
石段を上がりきったところから眺めると、江の島や三浦半島がはっきりと見えました
大山寺の職員の方に見送られて、大山阿夫利神社下社へ向かいます ここから下社までは急な石段が続きます
大山阿夫利神社下社の茶屋の前に着きました
フ~~ 深呼吸をします 紅葉が少し残っていました
下社でも妻の手術の無事を報告します 少し休憩します 朝食から既に5時間を過ぎていたのでおむすびを1個だけ食べることにします シャリバテ防止です
下社を出て奥宮(山頂)へ向かいます 年長さんくらいの女の子を連れたご家族を追い越します 微笑ましいです どういう訳か夫婦杉の写真は必ず撮ります
息が上がってきたので小平地で立休みをします 平塚、茅ケ崎の市街地の先に江の島がハッキリと確認できます
牡丹(ぼたん)岩です 足元に見られる球体の岩のことで、牡丹の花のように見えることからその名がついたそうです
16丁目に着きました 歩き始めて2時間半 お腹も空いたことだし早めのお昼にします 今日は豚汁とおむすびとチョコ入りのパンです 久々のジェットボイル登場です
お腹が満たされたので、残り40分を頑張ります 以前ドロンコ道だったところは、木道が整備されました
真鶴半島が望めます 今日は晴れ間が見えず、どんよりとした一日になりそうです 晴れる気配がありません
25丁目分岐を十数メートルヤビツ峠へ下ったところから、いつものように丹沢山塊を眺めます 今日は富士山も見えません
分岐へ戻り、10分ほどで奥宮の鳥居をくぐります 参道を行かずに左の山道を進みます いつもは多くの登山者が休んでいる大山送信所の電波塔周辺も今日は一人の方が食事をしているだけでした
今日は奥宮もシャッターを閉ざしていました それでも山頂広場にはそこそこの登山者は居てベンチに空きはありませんでした
山頂から再び真鶴方面を展望します 写真には上手く映り込みませんでしたが、海がキラキラと輝いてきれいに見えました 座ることもなく、このまま下山することにします
往路を16丁目まで戻り小休止の後、大山ケーブルバス停からのバスの混雑を避けるため蓑毛へ向かいます 十数年来この道を歩いていません 1時間30分後の蓑毛発のバスに間に合うでしょうか
杉の植林地の中を歩く道で、周囲に人の気配を感じません おそらく数百メートル圏内で私一人でしょう 西の峠(下社分岐)を通過します
大山南尾根にある「女人禁制の碑」です 江戸時代にはこれより山上への女性の登山は禁止されていたようです
大山南尾根にも木道が整備されていました お地蔵様の前を左折してから蓑毛越までは急な下りが続きます 大腿筋が悲鳴をあげそうになります
蓑毛越に着きました ここのベンチで食事をする二組三人の登山者と出会いました ご挨拶だけして先を急ぎます
蓑毛越からは穏やかな下りでマイペースで歩けます この道の紅葉もきれいです
山道の傾斜も緩やかになり、山麓に近いことを感じます 何度か林道を横断します
ヤビツ峠へ通じる西山林道との分岐に着きました この分岐は石灯籠が目印になっています
春嶽沢沿いの舗装路の下りで紅葉を振り返ります この紅葉を見ると吉池さんと妻と大山を登ったときのことを思い出します
蓑毛バス停には発車時刻の10分前に着きました 残った水の処分など帰り支度をしている間に発車時刻となりました 少し太ももに疲労感が出ました