陣馬山~高尾山

857m~727m~670m~599m
東京都・神奈川県

2020年9月30日(水)  晴れ
【メンバー】 単独

陣馬高原下バス停(8:22)→(8:42)新登山口 →(9:41)景信山分岐 →(9:59)陣馬山山頂(10:10)→(10:46)明王峠(10:47)→(11:12)堂所山 →(12:04)景信山(12:35)→(13:06)小仏峠(13:12)→(13:33)城山(13:40)→(13:54)展望台 →(14:25)高尾山(14:50)→(15:47)稲荷山登山口

【行動時間 7時間25分】

陣馬山のシンボル白馬の塔です

陣馬山を4年ぶりに訪れました。
登山を始めたころは、冬場になると頻繁に登っていた山でしたが、日本百名山の登頂にばかり気が向いていて、トレーニングに向かない山は登る機会が少なくなっていました。
半年以上、新型コロナウィルスの感染防止の外出自粛で運動不足になっていましたので、初心に帰って低山からトレーニングを始めることにし、手頃なこのコースを選んだのです。
陣馬高原下へのバス路線の途中に「八王子市立恩方第二小学校」という「特例自由学区」の小学校があります。
高尾駅から約40分を通学する子供たちと同乗しました。思いやりのある子供たちに感動しました。

朝が早いためか商店も開いていませんでした


陣馬高原下バス停で軽く準備運動をして出発します。バス停周辺は以前と一寸も変わっていませんでした。良い天気に恵まれました。山頂からの眺望が楽しみです。

陣馬山新登山口から入山します


陣馬街道を和田峠方面へ20分ほど歩くと陣馬山新登山口に着きます。これを入り直ぐに小沢を渡るのですが、橋が腐朽していて通行できません。沢に下って渡ります。

尾根を登り切り景信山分岐にて汗を拭い休みます


林間の登山道を登っていきます。穏やかな登りの印象だったのですが、体重も増加したためか、運動不足のためか、酸素が肺に入ってこないような息苦しさです。息を整えながら、ユックリ、ユックリと唱えながら、先行する単独行の女性の後方を20mくらいの距離をおいて付いていきます。この方とは、この日、何度もお会いしました。

山頂下の分岐は和田峠方面へ遠回りします


少しペースを掴みかけてきたとき、景信山方面との分岐に着きました。汗を相当かいていたので、シャツを1枚脱ぎます。
陣馬山山頂への分岐では、山頂へは向かわず和田峠方面に入り、野草を求めて遠回りをします。私の悪い癖で人が行かない道を選んでしまいます。

和田峠からの登山道と合流します

自然の生け花に蝶が留まっています

山頂が見えてきました


初めて陣馬山を訪れた1998年に歩いた道を懐かしく思いながら登っていきます。当時とは違って見違えるような木製階段ができていました。

生藤山の雄姿です 大山に似ていると思います


山頂に向かって歩くと右後方に生藤山が見えてきました。この山の姿はとても奇麗だと思っています。それでも一度も登ったことが無い理由は自分でもわかりません。

お約束の富士山です


陣馬山山頂に着きました。360度の展望です。
コロナ禍の中でも登山者の方々は相当数居られました。

丹沢山塊です 右手の大きい山は大室山です


快晴ではあるのですが、ガスがあってあまりスッキリとは見えませんが、まあまあの眺望です。

朝食が早かったのでお腹がすきました。小休止しながら、おむすびを1個ほおばります。
自宅から持ってきた「トリ五目御飯」のおむすびは、コンビニのものと違ってとっても美味しいです。 気候も良く、空気も良く、景色も良いところで、ノンビリ過ごせることの幸せを感じます。
でも、これからの道中も長いので、あまりユックリもしていられません。今回は、巻道(近道)を使わずに、全てのピークを超えていくという初めてのチャレンジを予定しているからです。

陣馬山を出発します 山はもうすっかり秋の様相です

陣馬山山頂直下の分岐を左にくるとここに出ます

栃谷尾根への分岐を左に分けます

明王峠へ向けてほぼ平坦の道を進んでいきます。 すれ違う人はほとんどお会いしません。まだ午前中だからでしょうか。

明王峠の茶屋が見えてきました。でも人影がありません。茶屋は休業していました。平日だからでしょうか、コロナ禍だからでしょうか。

明王峠からの富士山は均整がとれてとても美しいです


明王峠で少し休もうとも思いましたが、陣馬山で予定以上の時間を費やしてしまいましたし、身体も疲れた感じがしないので、富士山の姿だけカメラに収めて、休まずに堂所山へ向かいます。

伐採されてからしばらく時間が経ちますが…?


底沢峠近くの植林は伐採されてから暫くが経ちますが、整備が進んでいないように見えます。何のために伐採したのでしょうか。山火事の延焼防止のためなのでしょうか。

堂所山で議論を交わす登山者


堂所山に着きました。山頂には3人の登山者が何やら真剣に話をしています。ここで休憩するつもりで登ってきたのですが、何か入り込める雰囲気にないので、写真だけ撮って景信山へ向かいます。

またピークに登っていきます


今日の目標である「ピークを全て通過する」というノルマを達成するために、楽な巻道を通りません。したがって後ろを歩いていた人々が先を歩いているということが何度もありました。

景信山山頂です


送電鉄塔が建つピークを超えます。これまで、ここに鉄塔があることを知りませんでした。 送電鉄塔から30分ほどで景信山に到着しました。

景信山山頂から都心方面の景色です 秋の空です


景信山で中食大休止します 新宿新都心の高層ビルや横浜ランドマークタワーなども望めます もうすっかり秋の空です

丹沢山塊や富士山が望めます


景信山には二軒の茶屋がありますが、富士山や丹沢が見える景信茶屋青木さんのベンチで日向ぼっこをします このひと時が幸せを実感するときです

これから向かう小仏城山(右)と高尾山(左奥)です

景信山を後にガレの道を下って小仏峠へ向かいます 小仏峠まではガレの道を下っていきます

小仏峠に着きました


小仏峠に着くと数人の登山者と出会いました 峠付近は泥んこ道が多くなります

小仏峠上の休憩場所から相模湖を見下ろします


ベンチのあるところで小休止します

小仏城山の標柱と木彫りの天狗です


小仏峠から20分ほどで小仏城山に着きます ここには二軒の茶屋があり、城山茶屋は営業していました

城山では多くの登山者が昼食をしたりして寛いでいました トイレだけお借りして、高尾山へ向かいます

ヒガンバナのこれだけの量の群生は初めて見ました


城山の階段を下るとすぐにヒガンバナの群生に出会いました 思わず写真に収めました

一丁平展望台です


一丁平展望台を通過します ガスが濃くなって富士山の眺望も望めませんでした

一丁平を通過します


一丁平を通過しモミジ台への最後の登りを踏ん張ります モミジ台に登りつく直前で内転筋が攣ってしまいました 少しハイペースで歩いてしまったようです

モミジ台には消防隊員が多数集まっています 城山から下るときから救助ヘリがホバリングしていて何事かと思っていましたが、救助の出動だったようです

高尾山展望所からは雲が増えて富士山も隠れてしまいました


高尾山への最後の石段を登ると山頂には多くの観光客がそこ此処に休んでいます 茶屋も満席の状態です

しっかり汗を掻きましたので木陰で休むことにします
木陰の石積みの僅かな隙間に座らせてもらいます

東京消防庁の車両を撮らせていただきました


休んでいる目の前には、救助で派遣された東京消防庁の車両が停まっています 何人かの隊員は既に徒歩で下っていきました 消防を見掛けると消防団に入団している妻のことが頭に浮かびます

山頂で25分ほど休憩してから、稲荷山コースで下ります 稲荷山コースを歩くのは何年ぶりでしょう?
稲荷山からの展望もガスで遠望は利きませんでした

綺麗に整備された稲荷山コースは遊歩道のようです


稲荷山コースもしばらく歩かないうちに土留め階段などが綺麗に整備されていました ミシュラン三ツ星に選定されてから様変わりしたように思います。

4時少し前に稲荷山登山口に降り立ちました 所要時間7時間25分でした 陣馬山から巻き道を使わず全てのピークを縦走したのは今回が初めてです 高尾山といえども歩きごたえのあるコースでした