塔 ノ 岳

1,491m  神奈川県

2018年9月12日(水)  曇り
【メンバー】  単独

ヤビツ峠バス停(9:05)→(9:25)富士見橋(9:35)→(9:41)登山口 →(10:38)二ノ塔 →(10:57)三ノ塔(11:10)→(11:40)烏尾山 →(12:02)行者ケ岳(12:14)→(12:53)新大日(13:00)→(13:41)塔ノ岳(14:00)→(14:26)花立山荘 →(15:02)堀山の家(15:07)→(16:12)大倉登山口

【行動時間 7時間7分】

三ノ塔からの表尾根です


連続する台風の発生や北海道の地震など自然災害が連続しています。天候が優れない日が続く中、合間を見て丹沢表尾根を歩いてきました。混雑するバスをヤビツ峠まで行くことが嫌だったのでこれまで避けていましたが、久しく歩いていないので、たまには我慢して行ってみようと決断したのでした。
当日は曇りのち雨模様の予報だったので心配していましたが、大倉尾根の見晴茶屋辺りを下山中に2~3粒の水滴を受けただけで、自宅まで降られることはありませんでした。
確か昨年6月に訪れたときに比べ、登山道の整備が進んでいてとても驚きました。登山道整備には大変な労力と資金が必要なのに、感謝で頭が下がる思いでした。

ヤビツ峠行き秦野駅バス停には平日にもかかわらず、既に十数人の列ができています。午前中に1本だけのバスを逃すと、タクシーを利用するしかありません。発車直前には満員になりましたが、運良く座席も確保でき、のんびりと車窓を眺めながらヤビツ峠へ向かいました。

ヤビツ峠は以前と変わった様子もありませんでしたが、閉鎖した富士見山荘前は整然となっていました。

三ノ塔登山口からの登山道は土留め丸太や木製階段などが整備され、とても歩きやすくなっていました。

これまでの土留め丸太も新しいものに入れ替えられて、誰でも歩けるような道に変化していました。

二ノ塔に着きました 珍しく誰も居ませんでした

二ノ塔と三ノ塔との鞍部から 富士山は生憎雲の中です

ヤマホトトギス

アズマヤマアザミ

ノハラアザミ

ツリガネニンジン

タカサゴユリ

アキノキリンソウ

三ノ塔に登り着くと、なんとトイレが建っているではありませんか。地盤もベンチも綺麗になり見違えるほど整備されていました。
今日の最高気温は平地でも24度と、今までの猛暑が嘘のような気温低下です。三ノ塔山頂は風が吹くと寒いくらいで、防寒に雨具を着込んで軽食、といってもオニギリですが、これとウインナーサンドを食べて建物の陰で休みました。
三ノ塔から烏尾山へ下る間でも、道端では秋の草花が咲いてすっかり秋の気配が漂っています。

新設されたトイレです ここのトイレはとてもありがたいです

三ノ塔山頂から箱根方面を望みます

三ノ塔から烏尾山へ下っていきます 塔ノ岳まで見渡せます

下りのガレ場には木製階段が設置されていました

烏尾山から表尾根の山々です

馬酔木の原はアザミの群落になっていました

行者岳に着きました ここでもスタミナ確保の軽食です

表尾根唯一の鎖場です 誰も居ません

新大日への登りには痩せ尾根がありますがきちんと整備されていて安全に通過できます


右端が新大日で左端が塔ノ岳です あと1時間ほどです

新大日にも誰も居ません 今日は登山者が少ないです

相模湾方面が開けています 江の島も確認できます

木ノ又大日を過ぎた辺りで雲に浮かぶ富士山が見えました

塔ノ岳山頂近くの崩壊地です
崩壊が進んで登山道の修復が追いつきません

塔ノ岳山頂到着です 数人の登山者が居るだけです
山頂の気温は15℃でした

塔ノ岳山頂からも富士山が顔を出してくれました
風に吹かれると汗が冷えて寒く、着替えだけして下山しました

ホトトギス

ノコンギク

ハンカイシオガマ

フジアザミ

ミヤマコウゾリナ

花立から見えた富士山です
変わった形の雲が付いていました

花立山荘からは真鶴方面が良く見えました
今日は古傷の膝痛が出てしまい、階段が長く感じられます

堀山の家で休みます 今日は休憩した場所で全く登山者に会いません 珍しいことです

大倉登山口に戻ってきました バスの発車時刻が迫っていましたので、速足でバス停に向かいます
発車3分前に着きました