大 山
1,252m 神奈川県
大山ケーブルバス停(10:06)→(10:45)大山寺(10:55)→(11:19)阿夫利神社下社(11:36)→(13:09)大山山頂(13:57)→(14:04)イタツミ尾根分岐 →(14:44)ヤビツ峠→(15:33)蓑毛バス停
【行動時間 5時間27分】
大山寺は真っ赤に色付いた紅葉です
9月26日の唐松岳以来、2か月ぶりに、秋の紅葉を楽しみに丹沢の大山を歩いてきました。近年、これほどまで山に登らない期間を開けたことが無かったので多少不安もありましたが、勝手知ったる山なので大丈夫だろうと高をくくって出掛けました。
今日は、快晴で10月下旬の陽気とのことで、とても暖かく、阿夫利神社下社に着く頃には、下着がびっしょりに濡れるほどの汗をかきました。平日とはいっても、さすがに人気の山で、阿夫利神社下社は、たくさんの登山者や観光客で賑わっていました。大山寺や下社も既に紅葉のピークは超えていましたが、それでも十分に楽しめるレベルです。
阿夫利神社下社の紅葉を眺めていて、ふと、今年亡くなった吉池さんと妻と共に10年前に来た時のことを思い出し、逆コースとはなりますが辿ってみることにしました。確かその年は吉池さんと妻の共通の友人が亡くなった年で、山頂で亡き友人を偲んで献杯した覚えがあります。
塔ノ岳から遠望した大山です
快晴の大山山頂には、多くの登山者がそれぞれのスタイルで山を楽しんでいるようでした。山頂からイタツミ尾根を下り、蓑毛バス停15時35分発に間に合うようにピッチを上げてヤビツ峠に向かいます。
ヤビツ峠からの登山道は、一部は崩落地の整備により変わっていましたが、紅葉は10年前と変わらない姿で迎えてくれました。故人を思い浮かべながら歩いていると、なんだか目頭に込みあげてくるものがありました。
山頂からオーバーペースで歩いたため、途中で太腿裏が攣ってしまい、痛みに耐えながら下る羽目になりました。それでも何とか予定のバスに間に合うことができ、無事に帰宅の途につきました。
大山ケーブルバス停前から駒参道を上ります
駒参道の階段を上っていきます
駒参道の街路樹も綺麗に紅葉しています
大山ケーブル駅に着きました ほとんどの方がケーブルを利用します
男坂と女坂の分岐になります
八意思兼神社を右へ行くと男坂です 急な階段が阿夫利神社下社まで続きます
いつも大山寺へ立ち寄ることにしているので、上りは女坂専門です
女坂は歩きやすい道です
真っ赤に染まったモミジです
女坂の七不思議その1 弘法の水
弘法大師が岩に杖を突いたらその跡から清水が湧き出たといいます
女坂の七不思議その2 子育て地蔵
最初は普通のお地蔵様として安置されたが、何時の頃からか顔が童に変った
女坂の七不思議その3 爪切り地蔵
弘法大師が道具を使わず一夜のうちに手の爪で彫刻されたと伝えられる
天気も良くて、紅葉も綺麗で、最高の登山日和です
女坂の七不思議その4 逆さ菩提樹(二代目)
上が太くて下が細く逆さに生えたように見えることから逆さ菩提樹という
前不動(寶珠山来迎院・前不動明王)です
倶利伽羅堂・竜神堂(八大堂)です
大山寺の階段を上がると本堂です
大山寺本堂の横から女坂へ戻ります
女坂の七不思議その5 無明橋
話をしながら通ると橋から下に落ちたり、忘れ物や落とし物をするといわれています
女坂の七不思議その6 潮音洞(ちょうおんどう)
洞に近づいて心を鎮め耳を澄ませると潮騒が聞こえるといわれます
小さな子連れの父子が登っていきます 微笑ましい風景です
大山ケーブルの軌道下に鹿が何かを食んでいました
阿夫利神社の茶屋まで最後の階段です
阿夫利神社下社の茶屋前の広場に着きました
阿夫利神社にお参りします
阿夫利神社には平日にもかかわらず大勢の参拝者が訪れていました
阿夫利神社下社で中食です 二人組のご婦人に山頂までの道程をご案内しました
鳥居を潜って山頂を目指します 急階段から始まります
急な階段を登り切って振り返ります
久しぶりの登山なのでノンビリ登ることにします
富士見台からの富士山です 久しぶりに眺めることとができました ラッキー!
ヤビツ峠への分岐です 山頂までもう直ぐです
青空にブナの木の白い枝が綺麗に映えます
阿夫利神社本宮に着きました
阿夫利神社本宮本殿です 娘が幼いころ男鹿に突かれた場所です
大山山頂奥の院です 本宮ともに閉まっていました
大山山頂から東京方面を遠望します
大山山頂から丹沢山塊です 中央のピークが塔ノ岳その右が丹沢山です
大山を後にヤビツ峠を目指します
三ノ塔はいつも通り堂々としています 右寄りのピークは塔ノ岳です
イタツミ尾根の上部は木道が整備されて歩きやすくなっていました
10年前に吉池さんたちと休憩した平坦地です 大山が望めます
ヤビツ峠の紅葉は以前と変わらない風情でした
派手ではないですが私好みの紅葉です 10年前の思い出が蘇ってきました
多くの人の目に触れることはないですが、とても綺麗な紅葉だと思います
春岳沢を丸太橋で渡ります
蓑毛のバス停までもう直ぐです 春岳沢沿いの紅葉も良い色合いです
蓑毛バス停付近から振り返ると大山山頂がみえました(左端)