塔 ノ 岳

1,491m  神奈川県

2017年4月4日(火) 晴れのちくもり
【メンバー】  単独

大倉(8:45)→(9:34)見晴茶屋(9:45)→(10:37)堀山の家(11:00)→(11:50)花立山荘(12:10)→(13:00)塔ノ岳(13:25)→(15:50)大倉

【行動時間 7時間5分】

塔ノ岳の山頂は残雪がありました


2016年6月以来、10ケ月ぶりに塔ノ岳を登ってきました。昨年8月に痛めた膝がなかなか治らず、トレーニングができないでいました。このところ多少痛みも和らいできたので、途中リタイアでも良いことにしてチャレンジしてみました。
塔ノ岳は、3月26日に1mの降雪があったそうで、花立山荘から上はアイゼンを付けての登りとなりました。登山者の中には、アイゼンを持ってこなかったために、途中から引き返す方も見られました。私と抜きつ抜かれしていた老ご夫妻は、花立の痩せ尾根の積雪を目の前にして呆然としていました。折角ここまで登ってきたのに残念とは思いますが、戻る勇気が必要ですねと思いながら先に行かせてもらいました。
金冷シから先はアイゼンを履かなければ歩行が困難なほどの積雪で、息絶え絶えで塔ノ岳に登りつきました。
山頂には十数人の登山者が中食を採るなどして休んでいましたが、休日とは比べものにならないほど少ない人数です。
雪の山々を見るのは久しぶりでした。富士山はうっすらと見えるレベルで、カメラには写らないと思いながらも、鍋割山と一緒に撮影してみました。蛭ケ岳、檜洞丸方面や表尾根方面の山々を眺め、雲も垂れ込めていて冷たい風も出てきたので往路を下ることにします。
堀山の家で小休止して、見晴茶屋上の階段を下っていくと、例の老ご夫妻が階段脇で休んでおられました。無事に下ってこられたんだな~と思いながら、会釈して追い抜きましたが、何だか微笑ましく、また少し羨ましく思えるご夫妻でした。


見晴茶屋に着きました。今日はお休みのようです。

長い階段を登って花立山荘に着きました。おむすびを1個食べます。

花立山荘前からの大山(左)と三ノ塔です。かなり残雪がありそうです。

金冷シを過ぎると積雪量が増えました。アイゼンを付けていて良かったです。

塔ノ岳への登りです。階段が坂道に変り、足首が固い私には辛い雪道です。

塔ノ岳山頂に着きました。皆さんそれぞれに雪山を楽しんでいるようでした。

鍋割山方面の山並みです。右端に富士山が見えるのですが写りませんでした。

蛭ケ岳から檜洞丸方面の山々です。綺麗です。雲が垂れ込めてきました。

表尾根の稜線です。左奥は大山です。

山麓には綺麗なタチツボスミレが咲いていました。
確実に春は近づいていました。