金剛山/千早城
1,125m 奈良県
金剛山登山口バス停(11:35)→(11:46)千早城跡(四ノ丸)→千早神社正殿(二ノ丸)→ 楠木塚 →(12:33)東屋(五合目・12:44)→(13:05)新道分岐 →(13:23)転法輪寺社務所 →(13:25)国見城跡 → 展望所 →(13:40)転法輪寺 →(13:51)葛木神社 →仁王杉 → 展望台 →(14:29)伏見峠 →(伏見林道・舗装路)→(15:00)金剛山ロープウェイ前バス停
【行動時間:3時間25分】
府民の森ちはや園地付近の展望台から金剛山(葛木岳)
金剛山(こんごうさん)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤坂村との府県境にある山です。大阪府の最高地点(1056m)があり、標高は1125mですが、山頂は葛木神社の神域となっていて立ち入り禁止となっています。
修験道の開祖役小角役行者が修行をした山として知られ、観光スポットとしても人気が高く、ハイキング登山も盛んなようです。
明日登る「石鎚山・天狗岳」の準備運動、日本百名城の「千早城」見学を兼ねて歩くことにしました。
千早城へのメインルートの「金剛山登山口」から千早城跡を経由して、山頂展望台に登り、伏見峠から「金剛山ロープウェイ前」バス停へ下るルートを歩きます。
登山口からいきなりの急階段が千早城(四ノ丸)まで続き一汗掻かされます。
千早城本丸には楠木正成を祀った千早神社が建っていますが、城らしい雰囲気は全く感じられませんでした。千早神社から山頂までは、穏やかな階段が続いていて、反対方向から下ってくるハイカーとは何人かすれ違いましたが、私と同じ方向へ登る人は見かけませんでした。国見城跡の山頂にはそこそこの数のハイカーが休憩していましたが、生憎、ガスが出ていて展望はありませんでした。一休みして転法輪寺から葛木神社を参拝して伏見峠経由で下りました。伏見峠からは、急な舗装の林道歩きで、まったく楽しくありませんでした。
もっと事前調査をしっかりしてルートを選ぶべきであったと反省した山行でした。
南海電鉄「河内長野」駅から南海バスに揺られ、40分ほどで「金剛山登山口」に着きます。
登山口には、千早城の案内も設置されています。
この看板が唯一の案内板ではないでしょうか?
登山口から石段を登り始めます。
ここから四ノ丸まで約560段の石段が続きます。
石碑がありましたが、何と刻まれているか読めませんでした。
歩き始めて10分強で千早城四ノ丸に着きました。
思っていたより呆気なかったです。
四ノ丸は広く晴れた日には関西空港、明石大橋や淡路島まで見渡せるそうですが、ガスで見通せませんでした。
更に先へ進むと、左から「まつまさ」経由の道が合流します。このまま直進して石段を上ります。
石段を登り切ると三ノ丸と思われる平地になり、城址の石碑や千早神社の社務所が建っています。
社務所の横の石段を更に上がります。
二ノ丸の正面には千早神社の正殿が見えてきます。
本丸跡には千早神社の正殿が建ちます。
日本城郭協会が設置したと思われる小さな「本丸跡」のプレートがありました。
千早神社で参拝を済ませ、裏手に回り込んでみましたが、神域とのことで立ち入りを遠慮し、金剛山山頂へ向いました。
杉林の中を進むと、左から登山道が合流します。更に進むと楠木塚があります。菊水の紋章が刻まれています。
穏やかな丸太の土留めがある道を進みます。
時折、下るハイカーとすれ違います。
トイレが設置された東屋が建つ五合目に着きました。
ここで、お昼ご飯の休憩を摂ります。
再び歩き始めると、石仏を見つけました。
「町石石仏」といって本来十三体あって、十三仏信仰を表したものだそうです。
ブナ林の道を登っていきます。新緑が綺麗です。
新旧道が合流します。山頂はあとひと登りです。
転法輪寺の社務所前の広場に出ました。
休憩をしているハイカーの姿も見受けられます。
国見城跡の展望台に向います。
曲輪と思われる平地が散在しています。
「金剛山頂」の看板が建つ国見城跡に着きました。
数人のハイカーが休息しています。
展望台の標識があったのでもう少し登ってみます。ベンチがある高台で、眺望が良さそうですがガスで見えません。
少し休んで転法輪寺へ下りていきます。
役行者を祀る葛城修験道の本拠地だそうです。本堂、行者堂などが建ちます。
転法輪寺を後に伏見峠へ向います。少し登り坂です。
登り坂の途中で「金剛山の最高地1125m・葛木神社」の標識が目に留まり、行ってみることに。
結局、ここでも神域とのことで立入り禁止でした。
仁王杉を過ぎニョイスミレを見ながら、遊歩道を行くと「展望台」の文字が。登ると金剛山が望めました。
更に進むとログハウスなどが建つ「府民の森ちはや園地」に出ます。キャンプなどが楽しめるようです。
直ぐに伏見峠に着きます。紀見峠方面への分岐になっています。伏見峠からは植林地を走る楽しくない林道歩きの下りでした。
林道を下る途中、沢を下ってくるハイカーを見かけました。他の下山路もあったみたいでした。事前調査不足が不満足な山行にしてしまいました。反省!