塔 ノ 岳

1,491m  神奈川県

2011年5月8日()  晴れ
【メンバー】  単独

大倉バス停(8:48)→(9:48)一本松(9:58)→(10:41)天神平(10:51)→(11:13)花立山荘(11:18)→(11:50)塔ノ岳(12:15)→(13:18)駒止茶屋(13:23)→(14:06)大倉登山口 →(14:11)大倉バス停

【歩行時間 4時間30分】


週末の登山ツアーに備え、体力測定とトレーニングを兼ね丹沢の塔ノ岳を登ってきました。
快晴のGWの最終日なので混雑が予想されますので、小田急線の下車人数が多い「秦野駅」では降りず、次の渋沢駅からの大倉尾根を登ることに変更します。お陰でバスにも座って大倉に着けました。
スローペースで大倉尾根を登り始めます。いつものとおり、一本松の先のベンチ、天神尾根分岐上の天神平、花立山荘前での休憩を挟み3時間5分(休憩25分含む)で登りきりました。脚力は落ちていませんでした。ヨカッタ(^^♪

大倉尾根の登山口です 新緑が綺麗な季節になってきました

最近流行の山ガールたちが先を歩きます

モミジの道もすっかり新緑に包まれていました

一本松の先で一休み

三ノ塔や烏尾山が見えます
表尾根も歩きたいな~ 混雑していなければね~

天神平でもお休みします

花立への丸太階段の手前では未だ桜が咲いてます

花立への丸太階段です 覚悟を決めます

花立山荘前から三ノ塔と大山(左)
氷の幟が季節を感じます 今日はもうすっかり夏です

山頂は晴天のこともあり、多勢の登山者が思い思いに寛いでいます

アカヤシオの蕾は固かったです。開花は未だ先のようです

今日も UCLA坊や(帽) と一緒に登りました



いただけなかったのは、植生保護をしているところにレジャーシートを広げている若い家族連れたちでした。そのような光景は見ていたくないので、調理パンとおにぎりをお茶で流し込み、25分ほどの滞在で下山することにします。
丸太階段を快調に下ります。先行する若いカップルとスピードが合います。

花立からの下りでは秦野市街地が良く見えました



花立山荘を通過し、丸太階段からガレ場に差し掛かったとき、後方から猛スピードでかけ降りる男性に抜かれました。手には「AED」を下げています。昨年4月25日に金冷シ付近であった心筋梗塞の登山者のことが脳裏に浮かびます。どうしたのだろうと気にかけながら下って行くと、天神平から少し登った辺りに20数人の人だかりが見えます。近づくと若い男女が60代と思われる男性に心肺蘇生を施しています。病人男性は意識も血色もなく重体の様子です。周囲には救助ヘリの到着に備えて目印となるオレンジ色のツェルトを広げる数人の若者の姿もあります。緊急時に冷静に対処している若者たちが頼もしく見えます。後に聞いたところ、倒れていた男性は単独行で、救助していた彼等は北里大学の学生さんたちだったそうです。数分後に救助ヘリが到着しましたが、あの男性は助かったのでしょうか?一所懸命に人命を救おうと努力していた若者たちのためにも助かって欲しいと願わずにはいられませんでした。

一人の命を救うために集まった人々

救助ヘリコプターが到着しました

大倉の靴洗い場で見かけたツバメです 近づいても逃げません



体力が落ちてきているのを感じている自分にとって、身につまされる事件に遭遇したトレーニング登山となりました。 助けられる側にはならないよう、健康には気をつけなければと強く思います。