陣馬山~景信山

855m・727m 神奈川県・東京都

2008年6月15日()  晴れ時々曇り
【メンバー】 勤務先のメンバー7名 + 私

陣馬高原下バス停(9:30)→(9:51)陣馬山登山口 →(10:04)休憩(10:10)→(10:31)休憩(10:38)→(10:55)陣馬山(11:25)→(12:00)明王峠(12:40)→(13:00)堂所山(13:05)→(13:37)休憩(13:44)→(13:59)景信山(14:15)→(14:40)景信山登山口 →(14:53)小仏バス停

【歩行時間 3時間32分】

4月の陣馬山登山が雨で中止になりましたが、山岳トレイルランの人達を見たいというリクエストがあり今回の登山が実現しました。
参加メンバーの多くが私設「駅伝部」の部員なので、初参加のメンバーも居ますが心配ないと思います。
今までは小仏バス停から景信山に登り、明王峠を経て陣馬山に向かうコースを歩いていましたが、今回はその逆コースを歩きます。

高尾駅から多摩バスに乗り終点の陣馬高原下バス停に向かいます。定刻のバスに乗客全員は乗り切れず、2台目の空いている臨時便に乗車した男性陣はラッキーにも座ることが出来ましたが、定刻のバスに乗車した女性陣は、すし詰め状態の立ちどおしで辛い目にあいました。臨時便を出すのかどうかの案内をきちんと出すようにバス会社に望みたいと思います。下車した陣馬高原下バス停横のトイレは綺麗に改装されていました。

各自、軽くストレッチをして出発します。初めは和田峠へ向かう案下川の上流域の沢に沿った舗装路を緩やかに登っていきます。バスを降りて直ぐに感じていましたが、空気が澄んでいて清々しい気持ちです。
20分ほどで左に陣馬山への新登山口が分岐しています。

和田峠への舗装路から分かれてこれに入ります。
この杉の植林地の中に付けられた登山道は始めて歩きます。クッションが効いていて歩きやすい道です。
杉林の中なので展望はありませんが、直射日光から避けられるので暑さが和らぎます。

何組かのグループと抜きつ抜かれつしていましたが「休憩したい」の声が後方から聞こえたので、少し早めですが一休みします。
時折吹く風が熱くなった体を癒してくれます。
雲が多い晴れですが、気温はどんどん上がりそうです。

再び植林地を歩き始めますが登山道は予想以上に急傾斜で鼓動が忙しくなってきます。
振り返ると少し疲れたようなメンバーも居るので、歩き始めて20分くらいですが、予定外の立ち休みを入れます。
少し歩き方が速かったのかもしれません。反省。

周囲の空の面積が大きくなってきているので、山頂はあと僅かだと思います。
「あと20分くらいで山頂だよ」と言って出発します。少し先で景信山への道を左に分け、少し下ってから登り返すと開けたところに出て和田峠からの道と合流しこれを左に登っていきます。
一度折り返すと二俣に分かれていて左の道をとり少しで明王峠からの尾根道に合流して陣馬山頂に至ります。

陣場高原下バス停から1時間25分と予定よりも早く到着できました。山頂には既に多勢のハイカーが休んでいて、山頂のベンチは満席です。
今日は花曇で、丹沢山塊や大岳山など奥多摩の一部の山は見えますが、富士山は望むことができませんでした。残念です。
白馬の像の前で記念撮影をして、一段低くなっている茶屋の前のベンチで休むことにします。何人かのメンバーは「カキ氷」を食べてクールダウンを図ったようです。昼食を摂るには中途半端な時間なので、各自軽くお腹に入れて昼食は明王峠で摂ることにします。 少し長めの休憩の後、明王峠に向かいます。

少しぬかるんだ階段を下り、栃谷集落への分岐を右に分けて、尾根道を歩きます。
この尾根道は少しのアップダウンはあるもののほぼ平坦な道で、陣馬山より景信山の標高が約130m低い分、少しずつ下ることになります。トレイルランの人がよく走っている植林地の中の巻き道を主に歩きます。
右側が杉林、左側が広葉樹の林でほとんど展望はありません。35分ほどで明王峠に着きます。

明王峠は晴れていれば富士山の眺望が素晴らしいところなのですが…。茶屋の前のベンチには多くのハイカーが休憩しています。私たちもここで昼食休憩することにします。出発時刻を決めて一時解散します。
40分ほどの休憩の後に堂所山に向かいます。「出発しまーす」と言って歩き始めたのですが、Emiさんが付いてくるだけでほかのメンバーが見当たりません。どうしたのかと元に戻ると他のメンバーは出発する気配がありません。もう一度「こっち、こっち、行きますよ~」と声を掛けて歩き始めます。

堂所山へは下り気味の林間の尾根道を快調に進みます。堂所山への登り返しを勢いで登りきり「二人静(フタリシズカ=野草)」の群落を過ぎてT字路を左に行くと多くのハイカーが休憩する山頂に到着します。ここからは先ほどまで居た「陣馬山」の全容が望めます。登ってきたルートを説明すると、それを聞いて感慨にふけるメンバーも居ます。みんな頑張って歩いたからこそ感激があるのですね。

5分ほど立ち休みをして、最後の目的地「景信山」へ向かいます。
来た道を少し戻り左へ急坂を下ります。今日一番の急坂です。ゆっくり小股で慎重に下ります。後方から「キャッ」という女性の声が聞こえます。スリップしそうになったようです。若い人はこんなスリルも楽しいみたいです。

林の中の巻き道を主に選んで歩きましたが、休憩するのに高台が良いと思い巻き道を離れて尾根道を登ります。登りきったピークからは、木々の間から八王子方面が望めます。
時折、涼しい風が吹き抜けます。夏場の涼風は自然からの最高のご褒美です。
少し休んでピークを下り、再び巻き道へ入ります。丸太の階段の登りが左に見え、右が巻き道のところに差し掛かり、歩いたことがないので好奇心から右側の巻き道に入ってみました。

植林地の中を平坦に歩く道を進むにつれて間違ったかなと思いつつ、どうにかなるさと歩き続けた結果、悪い予想は的中し、景信山を巻く道を歩いてしまったのでした。私の身勝手で皆さんに景信山への200mの登りを強いることになりました。皆さんごめんなさい。
電光型の急な坂道を登り、景信山の山頂に到着します。
一段低い青木茶屋を過ぎて上段の景信茶屋の裏手にある山名標柱のところへ向かいます。

この周辺には多勢のハイカーが休憩しています。八王子方面の市街地が眼下に広がります。標柱の前で記念撮影をすませてから、高尾山への縦走は断念することにして、全員で小仏バス停方面への下山口へ移動します。
下山予想時刻から小仏バス停発15時10分の高尾駅行きに乗ることにして、2時15分に景信山を後にしました。

赤土の滑りやすい道を快調に下ります。小下沢の分岐を右に折れて樹林帯の木の根が張る土の道を過ぎて木々が広葉樹に変わると、中央自動車道の騒音が聞こえてきます。再び杉林に入り電光型の道を下ると舗装された林道(旧甲州街道)に出ます。予想よりも大幅に早く到着しました。後で聞いた話ですがペースがとても速かったようで、内心、時間に追われて焦っていたのかもしれません。

ここからは舗装道路を僅かで小仏バス停に着きました。全員無事であったことが何よりでした。
小仏からバスに揺られ高尾駅に着き、この後は恒例の温泉と反省会に向かいました。

皆さんお疲れさまでした~‼