鷹 取 山

139m  神奈川県

2008年3月2日()  晴れ
【メンバー】 単独

追浜駅(12:48)→(12:59)首斬観音 →(13:12)公園階段上 →(13:19)水道施設下 →(13:29)岩崖仏 →(13:39)鷹取山山頂広場(14:41)→(15:10)神武寺(15:20)→(15:45)神武寺駅

【歩行時間 1時間45分】

鷹取山頂


鷹取山は数年前にカブスカウトの活動で何度か訪れたことがあります。
昭和初期まで採石場であったため山は大きく切り取られ、痛々しい山に変貌してしまっています。
今では、直立する岩壁はクライミングを練習するの人々に利用されています。

良心寺入口信号を右へ


三浦富士の写真撮影が予定よりも早く終わったので、帰りがけに立ち寄りました。
神武寺から登るコースは記憶があるのですが、残り時間の関係から駅置のパンフレットに紹介されている追浜駅からのコースを歩くことにします。

踏切を渡り左折


追浜駅前の階段を降りて国道16号線を右に向かい良心寺入口の信号を右に曲がり踏切を渡ります。良心寺を正面に見て左に線路沿いに歩きます。まともに昼食を摂っていなかったので空腹のあまり、妻のお手製のサンドイッチを歩きながら頬張ります。

首斬観音


道なりに進むと右にカーブしながら線路を離れていくと正面に「首斬観音」と彫られた碑があります。国道16号線の建設の際に出土したといわれる首の上の骨をこの地に祀ったそうで、地元町内の人たちによって供養されています。あまり良い気持ではありませんね。碑の前を右へカーブしながら進み50mくらい先の小さな十字路を左折します。

階段上から振り返る


この後は道なりに進み左側の公園の急な階段を登りきり分譲地の広い道路を直進して、一つ目の十字路を右へ曲がります。
山が垂直に切り取られている鷹取山の一角に突き当たるので、右に回り込むように進むと広い道路に出ます。

階段を上がりきると… 分譲地でした。

切り取られた鷹取山の一部

左の階段を登ります


左側にある水道施設への急な階段を登ります。登るにつれて後方の視界が広がってきます。湘南鷹取分譲地を見下ろす展望の良いところです。

水道施設へ上がる急な階段


水道施設を回りこんでいくとそこはすでに鷹取山の一角で、切り取られた岩壁が聳えています。三人の男性が岩登りの練習をしています。

横をすり抜けて先に進むとあちこちに垂直の岩壁が出現します。 どの岩壁も岩登りのハーケンで開けられた沢山の穴があり痛ましい感じです。


鷹取分譲地を一望する


魔崖仏


直ぐに魔崖仏の弥勒菩薩尊像がある広場に出ます。この仏像は藤島茂氏によって掘られた縦約8m横約4mの立派なものです。この仏像の下部にもハーケンの跡があり、非常識な不心得者には怒りさえ覚えます。

京急田浦駅への分岐


少し登って階段を下って登ると山頂広場の一角に出ます。ここでも沢山のクライマーが練習をしています。私には絶対出来ないことです。山頂広場に建つ東屋では家族連れが休んでいます。

山頂広場

山頂広場

落ち着いてろくな食事をしていなかったので、ここでゆっくりと天ぷら蕎麦でも食べることにします。
蕎麦をすすりながらクライマーが登るのを眺めています。よくぞ垂直の壁を登れるものだと感心します。
お腹も満足になり暇なので展望台に登って写真を撮ることにします。
 

壁をよじ登る人々

展望台は鷹取山の最高点に建てられているので、少し階段を登っていかなければなりません。
階段の登り口の周囲の岩は崩壊する危険があるのか鉄製のネットで囲われています。

展望台から見下ろす


この山全体が疲れきっているように感じます。展望台からは眼下に魔崖仏やクライミングをする人々が一望できます。

横浜港方面が遠望できます


ランドマークタワーも武山で見る以上に近づいて大きく見えます。二子山は二つの山が均整をとれて並んで見えます。

二子山も見えます


家にあるどこで撮ったか分からなかった二子山の写真が、この時ここからのものであることが判明しました。
数枚の写真を撮って帰途につくことにします。

登山道をザイルで塞ぐ身勝手なクライマー

短い鎖場があります

神武寺間近


神武寺を経由して神武寺駅に向かうことにします。神武寺への道は岩の間を抜けるところや簡単な鎖場などもあり、少しは山らしくなります。
石碑が見えると急な階段の下りとなり神武寺の境内の横から広場に出ます。

山門となんじゃもんじゃの木


3歳くらいの子供を連れた若いご夫婦が境内で休んでいます。日も傾き始めてきました。名木「なんじゃもんじゃの木」を見て鐘楼の方へ更に下ります。

拝殿

鐘楼

表参道(左)と裏参道(右)の分岐


鐘楼や拝殿を撮影して一路、裏参道を下ります。
裏参道の脇には沢水が流れていて、いつも湿っています。

裏参道


スリップに気を付けて下り、養護施設の建物が見えてくると山道は終点です。ここからは舗装道路を逗子中学校の前を通り神武寺駅へ向かいました。

養護施設

逗子中学校入口信号

神武寺駅