神山・冠ヶ岳

1,438m・1,409m  神奈川県

1998年1月1日  曇り
【メンバー】 妻 & 長女 & 長男 & 私

大涌谷 → 早雲山駅分岐 → 鞍部 → 神山 → 鞍部 → 冠ケ岳 → 大涌谷
 

金時山中腹から遠望した神山


勤務先の箱根の保養所に泊った翌日、家族揃って恒例になっている黒卵を食べに大涌谷へ行きました。大涌谷へは何度も来ていますが、目の前にそびえる冠ケ岳や神山は下から見上げるだけのものと思っていました。登山道が付いていることを知り、家族全員がどんな道か興味が湧いたのは、昨日金時山に登っていたからでしょうか?

長女のリュックにゼリー飲料が1つ入っている以外に何の装備も無いので、一寸そこまでの気分で登り始めました。当然、山頂まで行く気はありません。

大きな石がゴロゴロするこれまでに体験したことがない山道は何か楽しくなります。潅木の中で大涌谷方面だけが樹間から見えます。

早雲山駅への分岐を過ぎ、登っているうちに次第に登行意欲も高まって、もう少し、もう少しでとうとう冠ケ岳と神山の鞍部まで登ってしまいました。
鞍部からは木で土留めされた急な登りになっています。ここまで来たら山頂まで行かない手はありません。

神山と冠ケ岳の鞍部

急坂を登りきり神山に到着です。
神山の山頂はあまり広くはなく山名の看板が建っています。周囲は樹木に囲まれていて眺望はありませんが、僅かに南側の樹林が途切れて箱根駒ヶ岳が見えます。

後方に見えるのが箱根駒ケ岳です


1つのゼリーを皆で分け合い登頂を喜び合います。
長居するところでもないので冠ケ岳に向かいます。

冠ケ岳をバックに記念写真です

先ほどの鞍部まで一旦下って灌木の狭い道を登り返します。途中にお稲荷さんが奉ってありました。
冠ケ岳の山頂は灌木が密集していて立つことすらままなりません。これ以上進めないところまで行って引き返します。何人かの登山者とすれ違いましたが、これらの山は眺めて良い山で登る山ではないように思います。
短時間でも山頂に立ったという達成感を家族全員で味わえ意気揚々と往路を下った山行でした。